わたしは年に数回『ギルド』を口ずさんで涙ぐみながら退勤するという習性があるが
昨日がそれだった。
前の投稿で書いた“リーダー候補として入ってくるもぺーぺー(死語)より仕事ができず辞める人の尻拭い”において
その汚ねえ尻を拭かれてる当人から感謝されたり申し訳なさそうにされるどころか「余計な仕事増やしやがって」的な反発をされた。もちろん余計な仕事ではなくてソイツがやらなきゃいけないのに放置してた(なんならそのために雇われてる)仕事である。
当然その件はわたしに尻拭いを命じた上司に報告しましたけどね。本来の業務外のことやらされてるのはわたしのほうなんですけど!?つってね。
もうね、悲しいんじゃなくて疲れただけ。
夜になると人間という仕事に休みをくださいと誰に言うでもなくぐったりするほど無気力になったものの
米朝商店(落語の米朝事務所のネットショップ)から注文してたサコッシュと根付と「真鯛の塩」が届いてたので
「明日のお弁当はこの真鯛の塩で作ったおにぎりを食べよう…明日を生きる理由ができた…」と真鯛の塩に生かされたみたいな妙なノリで夜を眠ることができた。まあ真鯛の塩なくても生きるのは生きるんですけどね…大袈裟ですみません。
そんで今朝、支度ができて家を出るまでの空いた時間にbe thereアプリでライブ音源を聴いてたわけですよ。台風に伴う低気圧とも相まって仕事に出る力が湧かなくて寝っ転がって聴いてたんです。
そしたら曲が『なないろ』で、とめどなく涙が流れてきましてね。
もう涙を拭くのも面倒くさくて、仰向けに寝たまま目の上にタオルをのせて出てきた涙を自動的に吸わせながら泣いた。
これってまさにアプリ内に掲載されてる藤原さんのインタビューで想定されてたアプリによるお助けだわー相変わらず藤原さんの慧眼は素晴らしいなー…てかんじで感謝とありがたさが溢れたと同時に
この泣き姿ってなんなんだろうな…ってちょっとアホらしくもなってきた。
『ラフメイカー』に「アンタの泣き顔笑えるぞ」って言われそうな滑稽さやな…と思うとなんとなく今日もいつもと同じ疲れた足で出かけようかなという気にもなったわ。まあならなくてもちゃんと出社することはするんですけどね。泣きながらね。
好きなものっていうのは骨折したときの添え木みたいなもんなのかも。心も「折れる」っていうしな。
うまい例えだ。