LOSTMAN NEED BLUES DRIVE MONSTERS

神経質で性格が悪い人のブログ。ブーメランな意見を述べがち。消しがち。更新が多いときは調子が悪いときです。更新がないときはもっと調子が悪いときです。

暗い気分のときには暗い曲を。

中学校の社会教師が言った。

「悲しい時には悲しい曲を聴け」と。

その先生は授業中に余談が多くて、テスト範囲にいつも授業が追いつかずに解説を端折ってひたすら板書だけして間に合わせるのであまり好きではなかったが、

来るべき絶望の時のために黒板に書かれたオススメ曲 “ベートーベンの『英雄』” を私は真面目にノートに書き写したのだった。

あれから**年が経ち、数え切れないくらい落ち込んだりしたけど、そんな時に英雄は聴いてない。

交響曲は長いよ。好きではない先生とはそもそも感性が合わないよ。

  

じゃあ何が合うのか。

ということで、このSTAY HOME WEEK の憂鬱な私のメンタルにフィットしがちな暗い曲を挙げていこうと思う。暇つぶしに。

 

ショパンのオペラ「魔笛」より『夜の女王のアリア』

このアリアが異常に好きでオペラ全編のDVDを買った。にもかかわらずアリア歌唱の部分しか聴いてない。それくらい好き。

オペラのストーリーって人智を超えたワケ分からなさがあるやん?

私の解釈では、なんか恨み辛みでぶっ壊れた狂気の母(夜の女王)が自分の娘に狂気満載で「あの男を殺せ」と脅しをかけてる所の歌なのよ、多分。頭おかしいでしょ。

だから声の高さとかが狂気じみている。人間離れした高音で笑うように歌う。

その狂気じみた感じが暗い。中二っぽい。好き。

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夜の女王はびっくりするような衣装を着がち。

 

Cocco『Raining』

あ、ここで注意書きしときますけど、基本的に厨二病選曲です。なんせ中二くらいでFMラジオにハマったもので。

さて

この曲を聴いていると抜けるような青空のイメージが頭に浮かぶんだけど、主人公の現在地は雨。

でも悲しい気分になったのは晴れた日で、雨の日にそれを思い出している歌。晴れの風景と歌の中に充満する疎外感のギャップに貰い泣きしそうになるんだよなあ。

教室から、ひいては世界から仲間外れにされたような気持ちになるそんな厨二病。自分のことを否定する気持ちに潰されそうな時にオススメ。腕を切ってみるのは全くオススメしない。

 

ブルーハーツ『青空』

晴れた空つながり。

大学を卒業するとき、同じ専攻の学生たちの中にあったリーダー的グループの人たちが「卒業記念のCDを作るから、一人一曲好きな歌を教えてくれ《強制》」という企画をしてくれた。(そして完全なる違法コピーCDを有料で配布してくれた。ツタヤでCDを大量に借りて製作費が掛かったらしい…。

スガシカオCoccoもおそらくパリピな企画者にドン引きされるだろうから、考えうる限りいちばんメジャーでいちばん病んでなさそうな曲を選んだらこの曲だった。

運転手さんそのバスに 僕も乗っけてくれないか

行き先ならどこでもいい

こんなはずじゃなかっただろ?

歴史が僕を問い詰める

まぶしいほど青い空の真下で

就活に失敗して将来が不安定なまま大学を卒業する時にオススメの1曲。

 

国語の授業で「風景描写は心理描写」って習ったやん?風が吹き荒れてたら心も混乱してるとか、雨が降ってたら主人公は悲しんでるとか。

当時の私は「主人公は天候を操る神かなんかか?」と釈然としなかったし今も納得してない。

現実では自分がどんなに凹んでても空は晴れるし、テンション上げないといけないタイミングに気圧が下がって元気が出なくなるんですけど。

なので私みたいな天邪鬼は、この曲みたいに「天気と心がチグハグだ…こんなにしんどいのにこれじゃあ余計にしんどい」みたいなほうが共感しやすいんだと思う。たぶん。

 

BUMP OF CHICKEN 『HAPPY』

ミュートしてMVを観たら、めっちゃハッピーな曲なんだろなと思うと思う。

でも歌詞は大切なものを失って生きる気力をなくした友人に向かって「生きようぜ」って説得してるかのような切羽詰った雰囲気。誰にでも訪れる絶望の淵を丁寧に描写してるような。

BUMPってこういう「誰にでも訪れる故に誰にも弱音を吐けねぇ…でも誰にもあるからといって私が苦しくないワケないだろ!」的な苦しみを敏感に察知して寄り添う傾向にあるのではないか。

 

「ハッピーバースデー」ってコーラスが繰り返されるけど、「お誕生日おめでとう」の意味合いじゃなくて

「生まれた日があったこと、生まれたことが幸せだったことを思い出せよ」って言い聞かされているように聞こえる。誰が、なのかは聴く人による。

笑う事よりも大切な

誰かの手を強く握って

のところで無性に泣けてくる。夫も子供もいないのにね。いいんだよ、自分の手を握るから。

 

スガシカオ『黄金の月』

上に書いた大学卒業時の企画でスガシカオを挙げられなかったのはたぶん当時「エロくて都会的な音楽性が大人の女性にウケてる異色のシンガーソングライター」的な立ち位置でスガさんがよくTVに出てたからだったような気がする。

私はそういうイメージの代名詞みたいな『イジメテミタイ』とか『いいなり』とかの辺りの曲をあんまり受け入れられてないファンなので反発心があったのかなあ。今もある。

カタブツなんでね。

 

とはいえ『黄金の月』の疎外感は至高

最後の希望っぽいニュアンスを1滴垂らしながら畳み掛けるように否定的な言葉を並べておいてフッと終わる匙加減がたまらない。

仕事帰りの夜に歌いながら家に帰るとめちゃくちゃ浸れる。短い曲だからすぐ覚えられるしね。

誰かがぼくのことを どこかでわらっていても

という歌詞のところで私の心が最高に高揚するのは共感ってやつのせいなんだろうか。

 

こんなもんかな。

他にもあるかも知れないけどGW(がまんウィーク)で頭脳も身体も錆びきったのでこれ以上のアイデアは出てこない。

以上でした。