ファンだったミュージシャン 新譜 暇潰し
売れてからは もうどうでもいい
はいはい全部綺麗事 こんなの信じてたなんて
〈BUMP OF CHICKEN 『才悩人応援歌』〉
上記の歌詞はバンプの名曲『才悩人応援歌』の歌詞だ。
私はだいたいミュージシャンは売れてから好きになるので、この歌詞みたいなことは感じたことがない。(そして以下の文章はバンプに何の関連もない。)
今回の大型連休(わたしは10連休も無いけどね)、せっかくだからなにかやりたいこととか行きたいとことか無いのか私!?と考えていて。
そういえばお寺とか神社とかを巡るの最近してないなー
なんか正直、あんまりワクワクしなくなってんだよなー
と思い至った。
まだ「御朱印集め」が今みたいなブームじゃくなくて、知る人ぞ知るみたいな趣味だった時は楽しくて色々と行っていたけど、
今はもう御朱印はメジャーデビューしてブレイク状態になってしまった。関連本も沢山でているし。
インスタで「#御朱印」と検索すれば極彩色の“インスタ映え御朱印”が溢れてて、「なんか違うぞ?わたしの知ってる御朱印とかけ離れてんぞ?」ってなって。
いざお寺とかに行けば御朱印の授与所は長蛇の列で。以前はお爺さんか暗めの女性(=私)しかおらんかった授与所にヤンキー夫婦みたいなんとか小型犬を抱えたマダムとかいるし。
ナゾに転売なんかも横行しちゃってるし。(「ライブの銀テープを転売で買う」以上に虚しい買い物がこの世にはあった。)
まだ梅田シャングリラがソールドするくらいのタイミングで知ったバンドがブレイクして、Zeppを埋めたと思ってたらアレよアレよと次は大阪城ホールかよ?みたいな。
音楽性は売れ線になるし、バンドメンバー以外にサポートでキーボードとかホーンとかもステージに立つようになって、大阪城ホールではダンサーも登場?
ファン層が広がった弊害なのかライブで手拍子が当たり前になってたりアンコールでスマホライトつけてサプライズしましょーとツイッターで企画する人が出てきたり、チケットなかなか取れなくて転売が横行したり。
別に嫌いじゃないんだけど「やっぱでも変わったよね」「応援する気持ちはあるから新譜は買うけど、昔みたいに聴き込んだりしないな。」「あの頃みたいにワクワクしないな」なんて赤い椅子に座りながら煙草に火を付けそうな心境。
これまで味わったことのない「古参ファンの皆さん」の心境がちょっとだけ分かった気がした。
イヤ、寺社は御朱印だけじゃないことは勿論分かってますよ?
建築だって素晴らしいし、仏像も好きだし。神社の「場所としての清浄さ」だって好きですよ?あと庭も好き。四季折々の花も好き。
でもなんか今は気持ちが離れているんですよ。いつのまにか京都が事件的なレベルで外国人が多くなっていて、軽い気持ちでホイホイ寺社巡りできる地域じゃなくなってしまっているのも気持ちが離れるのに拍車をかける。
もともと私は信心があって寺社巡りしていたわけでもないので。
龍神と繋がりたいとか全く思っていないし、チケットの当落すら神に祈ってもないから、「こんなの信じてたなんて」とかは全然思ってない。
※チケット当落に関しては「引き寄せの法則」がどうたらという記事を書いた気もするが、あの時は引き寄せの法則に関心がなさすぎたせいでソレがスピリチュアルであることを知らなかったのでたぶんセーフ!
まあやっぱりよくあるインディーズバンドのファンのように「マイナーなことをしている自分」を楽しんでいたんでしょうね。
御朱印ブームが下火になったらまた巡ろうっと。
「あえて今、御朱印を集める私」的なスタンスで。
とりあえず明日はどこに行こう…ユニクロでエアリズムでも買うか〜。