2002年6月10日号と2003年3月10日号のロッキングオン・ジャパンを手に入れた。
このころは月2回(10日、25日)発行。版型がでかい。
近所のブックオフで音楽雑誌が枯渇したため、この2冊はそれなりのサブカル古本屋さんで定価の3倍くらい積んだ。積んだ甲斐があった。
といっても月2回発行だけあって定価は490円でなんだけどね。
2002年6月10日号は、アルバム『jupiter』のツアー「POKISTA21」のレポートとツアー終了後のメンバーインタビュー。
表紙の写真はファイナル直後。メンバーが着ているのがライブグッズのポキスタ君Tシャツなんだろうなあ…。デザイン尖り過ぎだわぁ。
2003年3月10日号は『ロストマン』発売後の藤原さん単独インタビュー。
藤原さんの眉毛と目が見えている。 (写真にフィルターかけたらちょうど隠れたけど)
これ10年以上前の発言なんですよ?
【ライブが終わって】
藤原「あとは帰るだけなの。家に。で、耳鳴りと一緒に寝るだけなの。バンドやっててよかったなって思うよ、ほんと。」
(中略)
藤原「いや、ほんと寂しさと添い寝だよ。それが幸せなんだけどね。」
(ROCKIN'ON JAPAN 2002年6月10号)
鹿野「絶望も希望も、(中略)ほんとに同じだよね。背中合わせっていうか、隣り合わせっていうか。」
藤原「似てるよね。似てるっつうか、兄弟っつうか同一人物っつうか。」
(ROCKIN'ON JAPAN 2003年3月10日号)
それぞれ『You were here』と『望遠のマーチ』をリリースしたとのインタビューだよって言われたらきっと騙されると思う。
前者は『You were here』の「鼓膜に残る耳鳴りと二人で 一人の夜に戻る」、「頭の中は片付かないままで 枕まで帰る」をすぐに思い出したし、
後者は『望遠のマーチ』の「希望 絶望」、「絶望 希望」を彷彿とさせるじゃないですか?
『You were here』の配信が2014年だからおよそ12年前、
『望遠のマーチ』の配信が今年(2018年)だからおよそ15年前か。
何なん、この芯のブレなさ。脅威ですらある。
私なんて15年前はビストロスマップで聞きかじった知識で「キノコは包丁で切らない。手でちぎるんだ!」とか言ってたくせに今では包丁で切りまくりですよ。ブレブレですよ。
だからこそそういう生き方に憧憬を抱くのかもしれないな。本人たちにとってはそういう見られ方は本意じゃないのかもしれないけどね。
でも本人たちの視線を意識しながらファンでいるってのも度を超すとしんどいからなあ。
「ブレない芯のまっすぐさを信用している」、「良い曲・いいライブを届けようとしてくれると信じている」という意味では「信者」ではあるしな。狂信者、信奉者にはなりたくないけども。
やっぱり “アラフォーになっても「教室の後ろの黒板の前でバカなことやってる男子感」を維持すること” と “日産スタジアムのライブを大成功させること” を両立させちゃうミラクルな人たちには憧れるでしょうふつう。
その背景には凄まじい努力とか何とかがあったんだろうと思うしね、ふつう。
ん?わたし正気だよね?大丈夫だよね?