LOSTMAN NEED BLUES DRIVE MONSTERS

神経質で性格が悪い人のブログ。ブーメランな意見を述べがち。消しがち。更新が多いときは調子が悪いときです。更新がないときはもっと調子が悪いときです。情報商材いりません。

こんな私でも継続できそうな “読書ノート”

カンミ堂の“クリップ ココフセン”が私の読書に革命をもたらした。

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“記憶に残る&身になる読書”をしたいと思いつつ、生来の貧乏性ゆえ本に折り目をつけたりマーカーで線を引いたりすることがどうしても出来なかった。

ところが、この“ココフセン”を、大変便利な専用のクリップで本の表紙に取り付けておけば、いつでもどこで読んでいても、ふと心に残る文章があれば気軽に目印をつけておくことができるのだ。

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「イヤ、手元に付箋を置いといて読めばいーやん!」って思った人、手元に置いてあるのと“表紙にくっついてるの”とでは大きな違いなんですから!ほんと!

 

そしたら読書ノートに記録したくなるじゃないですか。

私はこれまで何回も“読書ノート”と呼ばれる類のものにトライしては挫折してきた。

『Edit』のオシャレなやつとか。

Loftのオリジナルのやつ(ワナドゥ手帳)とか。↓

ワナドゥ!!手帳|ロフト

 

あーいう、フォーマットが決まってて、一冊について書くことが多くて、高くて、買った瞬間がモチベーション最大値のやつって、

大して思い入れのない本を読み終えてやっぱりつまんなかった時とかに書く気力が無くなって、それをキッカケに記録自体を辞めてしまったりして続いたことがないんですよ。高いから「有意義な内容を書かなくては」と気負ってしまうんですね。

 

なので、

とりあえず、amazonで300円ちょい、キングジム“暮らしのキロク〈BOOK〉” を取り寄せた。

これは読書記録をカードサイズの付箋紙に簡易的に書き込んで、好きなノートに貼れるという女子文具だ。

キングジム 日記帳 ノリ付きメモ 暮らしのキロク ブック 3000エメ
 

わたしは以前「付箋は信用していない」とかなんとかいう記事を書いたことがある気がするが、それはそれ。コレはコレ。

 

コレは、書く要素が

(1)書名、(2)著者名、(3)ジャンル、(4)読了日、(5)あらすじ・感想、(6)次に読みたい本

しかない。

“あらすじ”と“感想”が独立してないとことか、出版社名(買う前はともかく読んだ後はいらない情報)や読み始めの日(いちいち覚えてない)を書かなくていいのがこの『暮らしのキロク』の優れたところ。そして書くスペースが小さいので、面白くなかった本の感想は「面白くなかった」で事足りる。

さすがファイルとテプラのキングジム、記録すべき必要最小限について精査しまくっている。

 

しかしこういうグッズあるあるの、“全く興味がなかったころはどんなお店にも売っていたのに、「ドレ、使ってみるか」と重すぎる腰を上げた頃には店頭から消えはじめている現象”。何なんですかね。わざわざ通販で買ったわ。

 

と、いうことで

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こいつを

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この、何の変哲もないB5キャンパスノート(A罫)に貼り付け、コレが私の読書記録ノートとなった。

(ちなみに付箋は信用してないので、裏にノリを塗って貼っている。)

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右側のスペースには、溢れ出てしまった感想や買った時の思い出などがあれば記入している。

 

このとき重要なのは、ノートの片方だけが分厚くなるのを避けるため、次のページは反対側に貼るようにすること。

フォーマットが予め印刷されている“読書ノート”のいくつかの弊害のうちの一つは、指定された位置に写真やシートなどを貼りつづけることで、ノート全体として特定の部位だけ分厚くなること」

この現象は、私にとって文具使用上の禁忌ワースト2だ。

ワースト1はシャーペンに付いている小さい消しゴムを使うこと。

ノートに何かを貼り付けるときは、ノート全体が満遍なく太るように、バランスを考えて貼らなければならない。これは鉄則なので文房具マニアの奥さんがいる男性は覚えておいた方が良いと思います。役に立ちません。

 

次のページは『読書は一冊のノートにまとめなさい』を参考に“ねぎま式”になっている。

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これは、文頭に◯印を付けて抜き書きを、☆印を付けて感想やコメントを書くという記録方法だ。

読みながら付箋を打っていった箇所を読了後に見返して、記録しておきたい文章のみ書き写すことにしている。(付箋を信じていないので、書き写したら速やかに付箋を剥がす。)

単なるハウツー本の場合は、下の写真のように「覚えておきたい事だけを要約」することもある。

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このように、本の性質に合わせて柔軟な記録ができるのは、予め決められたフォーマットがない「そこらへんのノート」を読書ノートとすることの強みであると思う。

  • しょうもない本のことは簡潔に。
  • 沢山の情報を記録しておきたい重要な本は何ページも使って。

なおかつ、“暮らしのキロク”付箋で書籍情報のみのページを作ることでメリハリが生まれる。

 

自画自賛だけどこのやりかた最高じゃないですか?

もう表紙に (1) って付けてて、続ける気マンマンなんだけど続くと良いな!

 

参考文献は『読書は1冊のノートにまとめなさい[完全版]』

完全版でなくてよければ、著者が同じ内容を連載してたときのネット記事がダイヤモンド社あたりのサイトで読めるはず。

読書は1冊のノートにまとめなさい[完全版]

読書は1冊のノートにまとめなさい[完全版]

 

 

 

阿部智里『八咫烏シリーズ』にハマっている

※小説のネタバレしてるんで注意してください!

 

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ソエモンチョウ ブングジャムの日、会場に行く前にフラッと立ち寄った書店でジャケ買いしたコレ↓

『烏に単は似合わない』

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八咫烏が人間の姿になって生活してる世界に平安朝っぽい文化があって、人間で言うところの東宮っぽい男性(若宮)のお后選びのためにいづれのおんときにか、こういにょうごあまたさぶらいける…」みたいな高校で暗唱させられた源氏物語の冒頭的なヤツが展開されていくヤツ。

主人公とおぼしきひとは、はじめ一番見込みが無さそうな「東家のニの姫」。

 

断じてリアルタイムではないがなんて素敵にジャパネスク』に思春期にハマって以来、氷室冴子田辺聖子の平安モノが大好物の私は

八咫烏界の超時空平安朝モノとか美味し過ぎ!本当の平安朝(“抱えてもらわないと動けないくらい弱いのが高貴” 的なヤバイ価値観)ほど窮屈じゃないから物語が動きやすくて良い!

この可憐で引っ込み思案のお姫様が『幼き日の邂逅の利』を活かしてライバル供を蹴散らして下克上して入内するのね!」

と、まんまと作者の蜘蛛の糸に絡め取られながら読み進め

「あれ…?残りのページ数ではとても若宮さんとのめくるめく展開できないよ…?」

と不安になった頃にまさかの デウスエクスマキナ・若宮が文字通り飛来してきて全てを暴くわ嫁を決めるわの大騒ぎ。

 

コバルト文庫気分で読んでた私は「ヒィエェ〜」と戦慄しながらも物凄くキレイに作者の罠にハマっていたことに気付き、読んだ後とても気持ちが良かったのです…。照。

 

そして、シリーズ1巻の『烏に単は似合わない』と同時系列で全く違うストーリーが展開される2巻『烏は主を選ばない』をネットで注文するも、到着が待ちきれずに図書館で借りて1日で読み(その翌日に商品到着)、

そのラストシーンで「なんやねん!続きめっちゃ気になるやんけ!」ってなって、結局ここ数日のうちに4巻まで読みましたとさ。

 

根を詰めて読みすぎて頭が痛い。

 

しかし面白い。これ。

あんまり小説読まないんで、他と比べてどうとか分からんけど面白い。

1巻は平安朝コバルト文庫からのどんでん返し。

2巻は何だろう?主従モノ?バディもの?少年の成長譚?お家ドロドロ騒ぎ?

3巻はSFチックで、

4巻はギムナジウム的(3年制だけど)なハリーポッター的な全寮制学園モノ。

 

…と言えなくもない。けど1本の流れに沿って世界が動いている。

八咫烏っていう何となく高貴な感じの異世界なのも良いね。猿側だと読み進められる自信がないわ。

今日、駐輪場に停めてた自転車のサドルに鳥の糞が付いてたけど

「烏の仕業かな…フフ…。」

と極めて冷静にティッシュで拭いたもんね。

 

そしてキャラクター小説としても楽しい。

進撃の巨人』でリヴァイ兵士長が一番好きだった私は、やっぱりこのシリーズでは若宮=金烏=奈月彦が好きですね!モチロン。

 

シリーズものを文庫で集めはじめると、最終的に「新刊が単行本しか売ってない」という問題にぶち当たる。

今回もその問題があと1冊読み終えれば発生するんだよなー。

それになんか、外伝もあって、それも単行本しかないし電子書籍でしか出てない話もあるし。

 

あーこういう悩みって良いね!幸せ。久し振り。

 

しかもしかも。

2月に作者の阿部さんがサイン会を大阪でやるらしい。八咫烏シリーズとは違う新作発売記念。

 

うーん、人生初のサイン会に行ってしまうかもしれないよ…。

 

ソエモンチョウ ブングジャム の、参考にならない感想

※とても気の抜けた記事です。

 

高畑正幸(文具王)、他故壁氏、きだてたく、3人の文具レジェンドユニット、それがブングジャム。

彼らが大阪でひたすら文具について語るイベント『ソエモンチョウ ブングジャム』に、2019年1月26日参加した。

 

会場のロフトプラスワンWESTには初めて行ったのだけど、めっちゃホストクラブばっかりの街の、めっちゃホストクラブが入ってるビルの3階だった。

 

流れとしては、

  1. 整理番号順に入店する。
  2. 入る時に番号札を貰う。
  3. 早い者勝ちで席に座る。(一人で行く人は早い目に行って一人席を確保した方が良い)
  4. 席でオーダーする。番号札を控えられ、退店時にまとめて清算
  5. 飲んで食べながら待つ。文具になぞらえた特別メニューがあるけどお店の人が考えたやつです。物販の売り子はご本人。
  6. 始まる。まずは文具王が1時間半、400枚以上のスライドを使って最新文具のお話。
  7. 休憩10分。
  8. 後半はひとり30分の分担でスライドを使ってトーク
  9. 終了後、希望者のみ1時間くらいの打ち上げにワンドリンクで参加できた。(私は参加してない)

 

こんな感じです。

話の内容は面白かった。

おんなじ文具マニアでも、こんなに方向性が違うんか!そしてみんな深くてオモロイ!!でも情報量が多過ぎてとてもじゃないが書けません。

 

それ以外の感想

  • 東京のブングジャムに参加した人がSNSにあげてたような大量のお土産(文具メーカーからのサンプル)は無い。
  • 演者のトークにほぼ全レスで、連れにテンション高く喋りかけてる&ずっとステージの写真撮ってる女性がいた。あの人の隣に座ってなくて心底良かった。
  • 食事代がちょっとびっくりする値段になってしまった。まあこれはシステムやからしょうがない…。
  • 宗右衛門町こわい。売れっ子歌手の新譜が出たときレベルのクオリティーのホストクラブの看板がバンバン立ってて怖い。あと観光バスでドラッグストアに乗り付けてくる外国人をTV以外で初めて見た。
  • 総じて宗右衛門町怖い。

趣味のファイリング《チケット編》

BUMPの『GO』という曲の主人公のように叱られてばかりだった私は、自己肯定感の低さをこじらせてここまで生きてきた。

そのせいなのかどうか知らないが、“チケット”が大好きだ。チケットを持っていると「許されている(許可が下りてる)」気分になって嬉しくなっちゃうチケット依存症だ。

映画は必ずムビチケ(カード式前売り券)を買ってから観るし、使ったムビチケはどんなにつまらない映画であっても保存する。

ライブや展覧会に行ったあとはチケットの半券を種類別にファイリングする。コンビニ発券のライブチケットなんて使用後は単なる紙切れなのに、後生大事に仕舞っておく。

 

世の中には私のように紙屑収集が趣味なモノズキが、せめてあと10人はいるかもしれない。私の承認欲求を少しでも満たして自己肯定感を向上させるために、これから「私のチケットファイリング術」的な記事を書きたいと思うのでものすごく暇ならお付き合いください。

 

使用するバインダー

チケット類はすべて無印良品ポリプロピレンバインダー・30穴・A4サイズに統一している。

私のグッズ収納には、「あらゆるものを(なるべく)A4サイズに集約する」という裏テーマがあるのだ。

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A4サイズ・30穴リフィルもB5サイズ・26穴リフィルも穴のピッチが同じなので、ひとつのA4ファイルに綴じることができる。まあ全てB5サイズの物ならB5のファイルにいれるけどね…。

背ラベルは黒地・白文字のテプラ。何となく格好良い気がするから。

 

ムビチケのファイリング

  • 名刺用の10ポケットリフィルに入れる。いろんなメーカーから出ている。どこのでもいい。
  • これにムビチケを “購入した順”に入れていく。観た順でも公開順でもなく “購入した順” という謎のこだわりは、単に並べ替えが面倒なのと「購入した順番に自分なりの生活のストーリーがある」と思うから。

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  • そして映画を観たら、ムビチケの裏側に映画館で発行したチケットの半券を入れておく。…が、半券は耐久性がない感熱紙なので、いつか文字が消える日のためにテプラで日付を貼っている。

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  • ムビチケ購入特典や入場特典でポストカードやステッカーを貰った場合は、それぞれに合うサイズのリフィルを使って綴じておく。
    特典がストラップ等の立体物だった場合は速やかに使うかバザーに出す。

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  • ちなみに “観た映画のチラシ” もB5リフィルで同じファイルに綴じていたが、すぐパンパンになったので別のファイルに保存することにした。
    使っているのはコクヨ「NOViTA」(B5サイズ)。内容量に応じて背幅が変わるポケットファイル。色は無印良品のファイルに合わせて透明のもの。うっとりするほど端正で美しい。
    (画像はボカしているけど、実物はもっと透明度が高い。1枚目を何の映画にするかでしばらく悩んで楽しめる。)

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ライブチケットのファイリング

  • コレクション用ファイルの老舗(と思っている)「コレクト」というメーカーの3ポケットリフィルを使用。割と高価(10枚入・税抜900円)。めったに使わないので奮発した。 

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  • チケットの裏側には、A4用紙3分割(高さは少々カットが必要)の大きさで、セットリストを印刷して入れておくと眺めるたびにニヤニヤできるしパッと見が綺麗です。
    ぶっちゃけコンビニ発券のチケットなんて高価な3ポケットリフィルを使わなくても写真・ポストカード用の4ポケットリフィルに収まるのだが、この「セトリ紙」をやりたくて3ポケットにしてるようなところがある。

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  • 電子チケットの場合は、入場前と入場後にそれぞれスマホでスクショを撮っておいて、Excelで短辺5.5cmで縦に繋げてから印刷したものを入れている。
    苦肉の策だけどわりと気に入っている。家庭用インクジェットプリンターで作成した正真正銘の “紙切れ” なんですけどね。

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  • 物販で貰った商品リストとか、終演後にくれるフライヤーで保存したいものとかは、それぞれに合うサイズのリフィルで同じファイルに綴じておく。あと、取れたことは無いけど金色とかロゴ入りとかの特別なコンフェッティとかもココに保存したいなあ…。取れるような場所に行けるチケットを取れたことすらないけど…。

 

展覧会チケットのファイリング

  • 展覧会はライブより数が多くてコレクトの3ポケットを使うと破産するので、100均ショップ「Seria」の4ポケットリフィルを使用中。素材はペラいけど、他メーカーの4ポケットより入るサイズが大きいのだ。
    また、展覧会では記念に1枚だけポストカードを購入することがあるので、それをチケットの裏側に収納できるというメリットもある。

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  • 展覧会のチケットは意匠をこらしたものが多いのでたまにポケットからハミ出すけど、気にしない。
  • ライブチケットと違って「行った日」がチケットに印刷されていないので、テプラで日付を貼っている。テプラ最高。
  • チラシがあれば後ろにチラシも綴る。その他にパンフ等や記念スタンプも綴る。わりとすぐバインダー1冊がパンパンになる。内容の取捨選択が重要。
  • 入口で貰う展示品目録も今のところ保存しているが、見返したことがないので将来的に処分するかもしれない。

 

その他のチケットのファイリング

  • 落語とか、ミュージカルとか、クラシックコンサートとかのチケットは「STAGE」と見出しを付けたファイルに纏めている。上と同じくSeriaの4ポケットリフィルを使用。

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  • 他と同様、フライヤー等も一緒に保存。

 

以上。 

いかがだっただろうか。私はここまで書いて、自らのチケット保存にかける情熱に軽く引いた。なのでここらへんで止めることにした。だけどビックリマンシールのコレクターとか、アニメオタク界隈とか、もっと上には上がいると信じてる。私なんてまだまだ小物ですよ。

CD購入特典のステッカーの保存方法とか、あとポストカード保存用のリフィルの種類とか、もっと語りたいけど誰も聞きたがらないことをここに垂れ流したくてしょうがない。

そういう想いと、母にムビチケ保存ファイルを見られてドン引きされたときのどんよりした気持ちが交錯しております。

 

初売りで買ったタワレコのラバーバンド収納ケース&CD帯収納ケース

甥っ子&姪っ子が家に来たので、逃げるように一人で初売りバーゲンに出かけた。

が、梅田に向かう電車の中で「普段から欲しいものでも我慢しているのに、安売りになってるからって別に欲しくも無いものを買っちゃうのって何か嫌やなあ…。」としんみりしてしまったので、“全くセールしていないけど前々から欲しかったもの” を買う旅に出ることにした。非正規だからボーナスなんて貰ってないのは忘れることにした。 

そこで買ったのはこちら。タワレコラバーバンドコレクションBOXCD帯収納ケース(←ファイル)!

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最近こういう『コレクション収納』分野における タワレコ vs コアデ vs キングジム vs 3COINS vs 100均 の攻勢が凄まじくてとても楽しい。ファイリングマニアとしてはもっと盛り上がって欲しいしもっと色んなところが参入してきて欲しいわー。

 

タワレコ ラバーバンドコレクションBOX

ラバーバンド6個しか持ってないんですけどね。

しかし私は「オタグッズは飾りたくないけど眺めたい派」なのです。ホコリが溜まることと紫外線で劣化することと、そして何より家族の視線が怖いのです。

無印良品のアクリルケース等で試行錯誤してはどれもシックリ来ずに正直収納場所に困っていたので、これから一生かけて集まるラバーバンドがコレ一箱に収まれば十分なのです。

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入れたらこんな感じ。本体は丈夫な紙の箱で、窓はプラスチックです。 

感心したのは、ラバーバンドを固定するために通す厚紙の太さが “ラババンが無理に伸ばされることもなく、かといってユルユルにならない”という絶妙なサイズだったこと。これがタワレコの技術力か!

全体の大きさはA4より若干横幅が大きいくらいなので、本棚に収納できるのもポイント高し。

もし100均や300均で似たようなものが出ても(3COINSにあったような無かったような)、箱の丈夫さプラス上記の2点で私はタワレコの1,400円を選ぶね。私の場合は一生に一箱しか必要ないからだけど。

タワレコ CD帯収納ケース

うーん。

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↑アルバムに付いてた “よくあるサイズの帯” がギリギリ入らない…。ホントにあと1mm…。

 

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↑3枚組CDの帯、もちろん入らない

 

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↑中には余裕で入るやつもあるんだけどねー。

 

エー!?タワレコの技術力はぁー??って思って公式サイトの写真見たら、フツーに二つに折って入れてあったわ

そりゃあ二つ折りにしたらどんなサイズでも入るんだけどさー、何だかモタつくんだよなあ…。

「もしや普通にポストカード用のファイルに入れたほうがマシなんじゃないか?」と思い、試しにポストカード用のA4リフィルに入れてみたものの、「たかが『帯』にこんなに嵩張る収納なんて必要なのか?普通にCDケースにそのまま保存しておけばいいんじゃね?」と我に返ってしまったのでちょっと保留中。

しかもよく考えたら、殆どのCDは省スペースの為KOKUYOの「メディアパス」に入れ替えてるんだったよ。

※メディアパスはCDの “プラスチックケース以外を全部” 収納できる薄型のケース。帯を収納するポケットもある。最近あんまり売ってないので、生産中止に備えて買い貯め済。

そもそも持て余してる帯があんまり無かったよ。

 

他に買ったもの

コレクション収納ファイル「コレファイルイット」

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タワレコを出て、大丸百貨店・梅田店の東急ハンズで見つけた。ネットで見つけて気になっていたやつだ。

ファイル売り場の片隅で限定販売してたのでスターターキット(バインダーとお試し用リフィルのセット)を買った。

しかしまだ使ってないので感想は書けません。

 

 FiloFaxのシステム手帳(ミニ6穴)

帰り際に紀伊國屋書店の文具売場へ寄ったら、なんと革製品半額セールをやっていた。

財布や名刺入れと一緒にシステム手帳(ほぼファイロファックス)もいくつかあったので、山積みになってる商品の箱を気合入れて物色した。

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ミニ6穴は、バインダーを持ってないくせに何故かリフィルだけ先行して買ってたのでナイスなタイミング。

filofaxホルボーン(ミニ6穴)14,000円→7,000円(税抜)をGET!

これを幸せと言わずに何と言おうか!

 

やっぱり初売りはイイねえ!!

しかしファイルしか買ってねえな!!

 

映画「アリー/スター誕生」-映画の世界観と自分内価値観とのズレ

注意:ネタばれしてるうえに愚痴です

 

 

邦題を付ける際に「スター誕生」っていう往年の有名作になぞらえた副題を追加したんだろ〜なー…と誤解してた時点で、この映画と自分の間にはズレがあった。(実際には「スタア誕生」のリメイク作品)

 

そして、「遅刻しといて逆ギレかよ!?」からはじまり、

 

「人気ミュージシャンのコンサートにいきなり知らん女性が出てきてイチャつきながら知らん歌歌い始めたら、どんなに凄い歌声だろうとジャックの歌を聴きに来たジャックのファンは怒るだろうよ…私なら絶対激怒してブログにネチネチ書くわ…」

「しかもそのままツアーに帯同し始めたし…SNSメッチャ荒れるやろ…」

「『ジャックにアンコールしたのにまたあの女性が出てきて新しい知らん曲を披露』とかどんだけ…ファンにとっちゃ『紅白でアイドルグループの卒業発表してサブちゃん紅白引退の花道を汚す』並みの罪じゃね?」

など、価値観の違いによる違和感、特に自分が何らかのファンである目線故の違和感がストーリー展開への没入を妨げた。

だって先行でこのツアーのチケット取った時点じゃファンはアリーの存在を全く想定してないんだよ?

 

でも映画の中でコンサートの観客はアリーのパフォーマンスを初見から熱狂して迎えてたから、受け入れてるんだよねー、アメリカっておおらかだねぇ〜。

アメリカって殆どのライブに前座が付くんだったっけ?外タレの来日コンサートは2時間押しがザラにあるという噂もあるし。

そういう文化だったら抵抗ないのかも。

それに「ここ最近は無かった素晴らしい演奏だった」って評価もされてたし。(その割に観客は終始歓声を上げていたような…あとそんな言われるような演奏であのキャパを満員にしてたの逆に凄い。)

 

アリーははじめダンサーをクビにしたりして既定路線を拒否してたのにいつのまにか受け入れてるし。アメリカでは遅かれ早かれあーいう売り方を受け入れていくもんなのか?誰かが立てた旗に群がるしきたり?

そんで何故アメリカの女性スターシンガーはみんなスパンコールビッシリ体のラインにピッタリのよーわからん衣装を着るの?あれカッコいいの?

 

ジャックが「心の底まで掘り下げて曲を作らないと長続きしないぞ」的なこと忠告してて、オッいいこと言うじゃん!って思ったのに舌の根も乾かんうちにマイクの前でチュッチュしながらレコーディングしとるしお前らもうなんなん?ジョンとヨーコか?「2人で一緒に歌ってたら思わずチューしちゃった♡だって顔が近いんだモーン///」っていう表現をしたくて敢えてやったの?そーいう曲なの?誰向け?

 

…みたいな余所事がいくつもいくつも頭をよぎって感情移入の出来なさが凄い。何、わたし潔癖すぎ?

 

全体的には、自分の中では★★★☆☆くらいなんだけど、上記のような細かーーい愚痴が出がちな作品だった。あくまで個人的な感想です!

 

ジャックのイケイケ期→没落期、アリーの初ステージ→売れっ子期、どの時期にも「個々のファンの反応」的描写がなく、2人も自分達のことしか考えてなくて浮世離れしていたし、「世間」に脳味噌が入ってない感じ。

まー、そこらへんも入れたらテーマがブレるし話の筋が通らないか。

(それとも私の感受性が乏しくて見逃していたのか。)←予防線

昔の映画のリメイクだからね、昔はネットやSNSなんてなかったしね。

でも昔の「スタア誕生」見て確かめるつもりもない。後味悪い映画は豆腐メンタルに響くからなるべく避けたいところ。

 

そうそう、最初にジャックが歌ってた歌がエンディングで流れたとき、歌詞の字幕を見て背筋がゾワっとした!

 

最近の歌詞と同じことを10年以上前のインタビューで喋ってた男、藤原基央

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2002年6月10日号と2003年3月10日号のロッキングオン・ジャパンを手に入れた。

このころは月2回(10日、25日)発行。版型がでかい。

近所のブックオフで音楽雑誌が枯渇したため、この2冊はそれなりのサブカル古本屋さんで定価の3倍くらい積んだ。積んだ甲斐があった。

といっても月2回発行だけあって定価は490円でなんだけどね。

 

2002年6月10日号は、アルバム『jupiter』のツアー「POKISTA21」のレポートとツアー終了後のメンバーインタビュー。

表紙の写真はファイナル直後。メンバーが着ているのがライブグッズのポキスタ君Tシャツなんだろうなあ…。デザイン尖り過ぎだわぁ。

2003年3月10日号は『ロストマン』発売後の藤原さん単独インタビュー。

藤原さんの眉毛と目が見えている。 (写真にフィルターかけたらちょうど隠れたけど)

 

 これ10年以上前の発言なんですよ?

【ライブが終わって】

藤原「あとは帰るだけなの。家に。で、耳鳴りと一緒に寝るだけなの。バンドやっててよかったなって思うよ、ほんと。」

(中略)

藤原「いや、ほんと寂しさと添い寝だよ。それが幸せなんだけどね。」

(ROCKIN'ON JAPAN 2002年6月10号)

 

鹿野「絶望も希望も、(中略)ほんとに同じだよね。背中合わせっていうか、隣り合わせっていうか。」

藤原「似てるよね。似てるっつうか、兄弟っつうか同一人物っつうか。」

(ROCKIN'ON JAPAN 2003年3月10日号)

 

それぞれ『You were here』と『望遠のマーチ』をリリースしたとのインタビューだよって言われたらきっと騙されると思う。

前者は『You were here』の「鼓膜に残る耳鳴りと二人で 一人の夜に戻る」、「頭の中は片付かないままで 枕まで帰る」をすぐに思い出したし、

後者は『望遠のマーチ』の「希望 絶望」、「絶望 希望」を彷彿とさせるじゃないですか?

 

『You were here』の配信が2014年だからおよそ12年前

『望遠のマーチ』の配信が今年(2018年)だからおよそ15年前か。

何なん、この芯のブレなさ。脅威ですらある。 

私なんて15年前はビストロスマップで聞きかじった知識で「キノコは包丁で切らない。手でちぎるんだ!」とか言ってたくせに今では包丁で切りまくりですよ。ブレブレですよ。

 

だからこそそういう生き方に憧憬を抱くのかもしれないな。本人たちにとってはそういう見られ方は本意じゃないのかもしれないけどね。

でも本人たちの視線を意識しながらファンでいるってのも度を超すとしんどいからなあ。

「ブレない芯のまっすぐさを信用している」、「良い曲・いいライブを届けようとしてくれると信じている」という意味では「信者」ではあるしな。狂信者、信奉者にはなりたくないけども。

やっぱり “アラフォーになっても「教室の後ろの黒板の前でバカなことやってる男子感」を維持すること”日産スタジアムのライブを大成功させること” を両立させちゃうミラクルな人たちには憧れるでしょうふつう。

その背景には凄まじい努力とか何とかがあったんだろうと思うしね、ふつう。

 

ん?わたし正気だよね?大丈夫だよね?