『Spica』の歌詞に下のような一節がある。
汚れても 醜く見えても 卑怯でも 強く抱きしめるよ
ここが私は凄く好きで、
この歌の主人公が、手を繋いだ相手がどんなに悪くて嫌な奴でも(そう自分自身を卑下して卑屈になってる人であっても)、溢れる愛でその罪ごと全部抱きしめるよ!
って言ってるのだと素直に解釈してアガペーだわ〜と感動していた。
けど、さっき甥っ子を酷く泣かしてしまって凹みつつ『Spica』のリリックビデオを観ていて急に閃いた。
逆に歌の主人公が相手から「汚い人間だ」と思われ嫌われていても、それでも私は君が大好きだから、君には悪いけれども抱きしめるよ。
っていう悲しい宣言、どうしても捨てられない一方通行の想い……っていう解釈も出来るんじゃないかと。
すげぇ切ない。
甥っ子に嫌われたらやだなあ…。
でも続けて『新世界』のMVを観たら
なんだよそんな汚れくらい 丸ごと抱きしめるよ
っていう似た趣旨の歌詞があって
「完全に前者の解釈だな……」
と我に返った。