いま兵庫県立美術館でやってるコレクション展は
旅をテーマにした『た・び・て・ん』と
具体美術協会の作家のひとり、元永定正氏の作品展『生誕100年 元永定正展』
こないだ大阪中之島美術館に行ったせいでまだちょっとアート熱が燻っていたので
あんまり混雑してなさそうな上記の美術展に行ってきた。
…んだけど、館内に入ってから「よりによって今日来るべきじゃなかった」と後悔した。
その日は、特別展の中でもザ・ブロックバスター!って感じの『古代エジプト展』の最終日のひとつ前の日でお客さんがやたらと多かった。エジプト展とかの家族連れ狙いなやつって夏休みとかGWとかにやるんちゃうの…
さらにコロナ対策で人数制限しててなんかもう導線がややこしい感じでああぁー
ひとたびコレクション展の展示室に入ればガラガラで快適だったけども。
途中、ある作品の横に「これは撮影NG」マークがあったから、多分それ以外は撮影可だったんだろうなぁ。でも確信が持てなかったので何の写真も撮ってない。
『た・び・て・ん』の中でお気に入ったのは
横尾忠則の『日本原景旅行』シリーズ。
基本的にパステルカラーの印象がある日本の風景が、ひとたび横尾忠則さんの目を通したら郷愁もなんもない強烈な景色として切り取られてるのが面白かった。
なのに、コレクション展内をササササッと回ってきた“特別展とセットのチケットで入ってきたと思われる初老夫婦の夫のほう(妻に解説したいタイプ)”が
よりによってその私のお気に入りの絵たちに向かって「写真でええやん」と言いやがった。
わたしは横尾忠則現代美術館に行ったこともなければ画集を見たことすらない全くの門外漢だけれども
氏の絵は少なくとも「写真でええやん」という言葉が似合うものではないだろうよ。どんだけ目の前の絵を見てないねんとイラッとしてしまいました。
人のフリ見て我がふり直せ。
自分はいつも一人で美術館に行くので、作品の感想を人に聞かれる所で口に出すことはないのだけれどブログとかでも他の人が好きそうなものの悪口は言わないよう気をつけないとな!言いがちだもんなわたし!
例えばエジプトのミイラなんて○体と棺桶やんけ!そんなもん見て楽しいとかサイコパスか!とか書かないように気をつけないとな!