7月9日、仕事から帰ってamazonの荷物を開封した私は、思考が停止した。
どうしよう……BUMP OF CHICKENの新譜『aurora arc』のパッケージが良すぎるせいで、もったいなくて開封できない。
なんやこの格好良さ。
外装の セロファンを剥がしたら裏面のステッカーが無くなるし、フタを開けるには中に巻いてある帯を取らなきゃいけないじゃないか…(絶望感)
とりあえずお風呂に入って落ち着くことにした。
お風呂に持ち込んだスマホinジップロックでTwitterを見たら、チャマさんのこの投稿にさらに動揺した。
New Album
— CHAMA (@boc_chama) July 9, 2019
aurora arc
2019.7.10 release#auroraarc pic.twitter.com/64I5eCvxOk
なに?背中の色にバリエーションがあるの?
みんな集まってオーロラなの?
ジャケ写のために売れっ子写真家とメンバーをイエローナイフまで送り込んだのを知った時点で「お金かかってるなー」とは思っていたが、
このアルバムどんだけ装丁にお金かけてんの!?もう怖いわ!
お風呂から上がって確認すると、私は紫色だった。(上の写真参照)
さて、開封。
頭は落ち着きを取り戻し、パッケージフィルムから慎重にラベルを剥がした。
そしていつもどおりスクラップブックにそのラベルを張り付けて保存し、事なきを得た。
スクラップブックは、紙切れ収集癖の私には必需品だ。
この昔ながらのB4サイズのスクラップブックに、CDのラベルシールだとか、グッズに付いていた取説だとか、ライブTシャツの袋に貼ってあったバーコードだとかを保存しているのだ。
「なんでそんなキモイことをするの?」という疑問にはお答えできません。おひとりさまが極まるときっと誰しもこんな感じになるもんですよ。
でもたぶんコレをやらないと、捨てられない紙屑が積もり積もった汚部屋の住人になってしまっていると思うので、まあ治療の一環とでも思ってください。
↑ ↑
ほら、嵩張るけど可愛いから捨てたくなかった、ニコルぬいぐるみのパッケージ(段ボール)もこのとおりスマートに保存することができるんです。
もし「未だにニコルを段ボールから出せないけど私の世界にニコルは一匹だけなんだから。『保存用』と『使う用』なんて概念はニコルにないから。」みたいな拗らせのために困っている方がいれば参考になるんじゃないだろうか。
ちなみに段ボールとか厚い紙を貼りたいときは、“表層”、“内層”、“裏層”とあるうちの“表層”だけの薄っぺらい状態にする技術を磨く必要が多少ありますのでご注意を。
ところで、上のスクラップブックのページ写真に写っているCDの帯がなぜ2本あるのかというと。
ライブチケット応募の口数を増やすためではなく。
初回限定盤は、Blu-ray(若しくはDVD)が入っている面に各色の半透明シートが差し込まれていることで、チャマさんTwitterにあるような色とりどりの背中(←この表現が正しいのか分からないが)になっていることが分かり。
それはすなわち、シークレットトラックの歌詞カードが初回限定盤には無いという悲報であった。
私は特に悲しいとか残念とかのマイナス感情を抱くことなく、
「キレイなんだからしょうがないよね。シークレットのためにこんなに素敵なアイデアをボツにするわけにはいかないもんね。」
と呟きながら、タワレコONLINEで通常盤を購入したのだった。
お金の価値は私が決める!
(映画『億男』で得た啓示)
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上の文章で「装丁にお金かけすぎてて怖い!」などと茶化したけど、(そしてある程度本心だけど)
そんなに装丁に力が入っているのは、「このサブスクリプション時代にCDを出すこと・買うことの意味」の表現だと勝手に解釈している。
これだけ既発曲ばかりなのに、すべての既発曲を収録して、ベスト盤じゃなくアルバム『aurora arc』として発売されることがファンとしてめちゃくちゃ嬉しいし、
(↑たぶんバンプじゃなかったら全曲は収録してないと思う。ボツ曲がない&全曲ベストだと胸を張ってるバンプだから当たり前のように全曲収録されたんだと思う。)
アルバムのCMが “工場でCDが生産されている様子” だったのも「モノとしてCDを手元にお届けする準備中だよぉ~っていう高揚感」がすごく有った。
そういう表現への敬意もあって、初回限定盤と通常盤の二つを買っちゃうほどテンション上がっちゃったのかな?まあ数年に1度のお祭りみたいなもんだしね。
東京ドームのチケット応募、二口できたしね。
めっちゃ余談だけど明日の「Zip!」でやる予定のBUMPツアー初日映像、関西地方はまた「すまたん!」に切り替わって見られない予感がするなぁ〜こればかりは愚痴らせてくれ〜