…という古文があって、高校生くらいの時に漫画化したやつを読んだ(たぶん)けどストーリーは全く覚えていない。でもインパクトのあるタイトルがずっと胸に引っかかっている。
「伶也と」椰月美智子 (文春文庫)
日曜日にFM802で紹介されていて、月曜日に買って、Rock Kids 802のトビコメ(=BUMPのコメントがスペシャルウィークの4日間流れるやつ)を待ちながら一気に読んだこの本。
この本の主人公に教えてあげたいと思った。「ほどほどの懸想」という言葉を。
そして、2月にイベントを入れてさいたまスーパーアリーナのことを忘れないと心が折れるとか熱に浮かされたようなことを綴っていた昨日の私に「愚かだよ」って教えてあげたい。
ストーリーは、
地味なリケジョがV系バンドのボーカルに惚れ込んで人生を棒に振るけど本人は幸せだと思っている。でも当のボーカルは才能とチャンスを長期的に活かせないどころかヒトの人生を狂わせるだけ狂わせといてその自覚も無い
…みたいな話。
ソッコーでブログに感想を書かないと気持ちのやりどころがないくらい、ものすごく後味が悪い小説でした。でも読んでよかった。この小説をバッドエンドだと思える人間であり続けたいです。おやすみなさい。
今日(もう昨日か)のトビコメは升さんが担当でした。増川さんがはしゃいでました。