「江戸の戯画」展 @大阪市立美術館
開催期間:2018.4.17〜6.10
ここで展示されていた、「耳鳥斎」(にちょうさい)という人が書いた地獄絵巻の中にある
「ところてんやの地獄」という絵に一目惚れした。
絵のタイトルから読み取れるように、地獄絵と言っても「オモシロ地獄」ばっかりのやつです。
図録の写真を撮って載せたいところなのだが、
こういうのの著作権関係がよくわからないし、好きが昂じて数年ぶりに絵筆(筆ペン)を取ってみたのでこちらをどうぞ。
一番好きなポイントである、「トコロテンとして押し出される寸前の亡者」の表情に失敗したので、そこだけアップで描きなおしたがこちら。
実物はもっと「こっち見んなwww」って言いたくなる可愛さです。
下にパッパッパッて引かれたよくわからない線もイカしてる。
第二のオススメは「四醒之図」の中にいる豊干禅師。可愛い。
これは掛軸で、持ち主が「高麗橋 吉兆」となっている。吉兆の高い部屋とかに飾られているのだろうか。羨ましい。
江戸時代にこんなにラフで愉快な絵があったんだー!と驚き、嬉しくなった。
しかし大阪周辺で人気があった絵師らしい。大阪っぽいもんなあ。
ここで私は、近い将来、日本に耳鳥斎ブームが来ることを予言したい。
東京の大きい美術館で耳鳥斎展が開かれて、東京近郊の人が行列を作るであろう。
美術館からの帰りに梅田駅の紀伊國屋書店に行ったら、美術の棚にちょっとした耳鳥斎コーナーが作られてたので、私以外の多くの人の琴線に触れたのは間違いない。それだけが根拠。あと私が好きだから。
他にもたくさんいい作品があるし、無料で1冊丸々公開されてる本(「かつらかさね」)などもあるので、何かの弾みにここまで読んじゃった優しい人は、ぜひ検索して見てみて欲しいです。ではでは。