LOSTMAN NEED BLUES DRIVE MONSTERS

神経質で性格が悪い人のブログ。ブーメランな意見を述べがち。消しがち。更新が多いときは調子が悪いときです。更新がないときはもっと調子が悪いときです。情報商材いりません。

Zeppの2階席ってあんなに目潰し喰らうもんなんですか?

2017.11.28
BUMP OF CHICKEN TOUR PATHFINDER
@Zepp Osaka Bayside 2日目

 (セットリストとか演出のネタバレ入ってます)

ライブの余韻とは身体の疲労感のことなのかもしれない。

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この写真は 、終演後5分間に恒例の写真撮影可能タイムで2階席から撮影したもの。

私がこれまで「ソールドアウトした」とアナウンスされたライブでも、未だかつて見たこと無いくらいに1階立ち見フロアがおしくらまんじゅうで、上から見ていて怖かった。

メンバーも凄く気にしてて、曲の合間にしょっちゅう「助け合って!」と呼びかけたり、倒れて運ばれて行くお客さんのために客電を点けたり、「分け合って飲んでね」つってペットボトルをポンポン客席に投げたりしていた。

 

ライブハウスは普通、2階指定席のチケットがあれば1階立見フロアにも行けるし、指定席の入場は整理番号Aの次だったので、フロアに行けばソコソコのポジションが取れそうだったけど、行かなくて正解だった。

だって2階指定席でさえ翌日(もともと休日)は昼まで体が動かないほど疲弊したというのに、もしスタンディングフロアのあの混雑の中に居たらと思うと恐ろしい。

数日前に行ったGLIM SPANKY のライブ@なんばHatchで、確保したバー(手摺り)にもたれかかってくるオッサンにすらキレそうになった私には、演奏以外に気にする要素が多すぎて耐えられそうにない。

 

2階席はワンダーランド

Zepp2階席のA列・B列だけドリンクホルダー付きの豪華な椅子なのは、きっと関係者席に充てる必要性があるからなんだろう。ライブ途中にイカニモな男女が入ってきてA列真ん中に着席したし。(関係者席は立ったり手を挙げたりしたらダメだとどこかで聞いたことがある。その男女はずっと座って大人しくしていたからきっと関係者席。)

私の席はドアに近かったので、カメラマンや記録映像を撮るスタッフさんが出入りしているのもよく見えた。

あと、制作関係者なのかレポ記者なのか分からんが、ギョーカイ人っぽいオジサンも出たり入ったりして、階段通路からステージを観たり客席を見たり、腕組みしながら曲にノッたりしていた。そんでそのオジサンが曲にノッてるのが視界の端に入った時は、ちょっと嬉しかったりもした。

日産スタジアムのスタンド席ではチームラボ・ボールをバカでかい巾着袋から出し入れするスタッフさんが見えたし、広島グリーンアリーナのスタンド席からは紙吹雪をひたすら機械で吹き飛ばすスタッフさんが見えたし、妙な角度の席って、予期せぬ面白いモンが見えがちで楽しい。

アリーナで銀テープを取ったりメンバーの投げたものを取るだけじゃないんだよ、場所ごとの楽しみ方ってものは。と、メルカリで銀テープを買った頃の自分に教えてあげたい。

 

メンバーの後ろにある照明に目を潰される

そんな快適な2階席。だけど良いことばかりではないんですよ。

開演直後から、メンバーの後ろ(ドラムセットの横らへんの床)に置いてあったライトが私の顔面を目掛けて強力な光を放ち、メンバーが閃光に掻き消されてどこにいるのかも分からない。メンバーが消えるだけならまだしも、光がまぶし過ぎてステージの方向を直視すること自体が危険なレベルだった。rayがray(閃光)のせいでまともに頭に入ってこなかった。

プチパニックになりつつ、左手で光を遮りながら(遮れないけど)右手を挙げる健気な私。

3曲が終わって、照明が暗くなってMCが始まってやっとメンバーの姿が目視できた。でも目に光が焼き付いてて、視界の不調具合がヤバい。

頭の中は、望遠鏡で太陽を観察し過ぎて失明したガリレオ・ガリレイのことで頭がいっぱいだった。どうしようこのまま2時間以上もこの強烈な光を見続けなければいけないのだろうか…。1階フロアに降りようか、それとも後ろの2階立ち見エリアに避難しようか、はたまたドアんとこにいるスタッフさんに「照明がキツイ」と訴えてみようか…(絶対困られる…)と考えを巡らせていた。

そしたら、実はその照明器具はグルグル回ることができるお利巧さんだったので、MC以降の曲では消えたり回ったりして、時々思い出したように私の目を攻撃してくるだけで済んだ。

助かった。マジでどうしようかと思った。なんではじめの数曲だけ照明を固定したんだ!

 

それ以後はライブをこの上なく楽しみました。

 藤原さんが、「はじめて大阪に来た時、ベイサイドジェニーでやった時に来てくれたお客さんは5~6人で、その時も1対1だし、会場が大きくなっても何千とおり、何万とおりの1対1があるだけで変わりない」という内容の、長い前置きのあとで

「でもやっぱり近いの楽しい!」とぶっちゃけた。

そのとおり、やっぱり演者と客席が近いのは楽しい。

近いこと自体よりも(私はそんなに近くもなかったんで…というか視界がぼやけていたので…)、近い距離にいることで客席のボルテージが半端なくて、メンバーもそれに煽られてテンションが高くなってて、もう会場全体が、何かが爆発すんじゃないかみたいなわけわからん熱気に包まれていて、そんな場所に居合わせていることがめちゃくちゃ楽しかった。 「ビデオポキール」に収録されている、インディーズ時代の「ガラスのブルース」のライブ映像が思い浮かんだ。

 

イメージが変わった曲もあった。

今回のツアーで、「“増川さんに宛てて作った曲”という噂があるから、自分のための歌とは感じられないんだよなあ」と思っていた「fire sign」が完全に自分のための曲になったんだけど、

この日は「スタッフの誰かに宛てて書いたらしいから、自分のための歌じゃないよな」と感じていた「メロディーフラッグ」に、「私こんなにこの曲好きだったっけ!?」と自分でもびっくりするくらい一番感動した。なんだこの曲、こんなに励まされる曲だったんだ。泣きそうになってる自分に驚いた。

 

もう全公演Blu-rayにしてBOXで発売して欲しい。10万円くらいなら出す。数か月間、休日は外に出ないでそれだけ観ればいいんだから容易いって。

まずあり得ないけどよろしくお願いします。