LOSTMAN NEED BLUES DRIVE MONSTERS

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阪急百貨店の「英国フェア」にトレンチコートを着ていく気恥ずかしさ

スコーン好きの自分が毎年楽しみにしている、阪急百貨店 梅田本店の「英国フェア」。

物価が高いので、イートインのクリームティーセット(スコーンと紅茶のセット)と紅茶葉っぱ1箱くらいしか買わないことにしている。毎回着席するまで1時間以上並ぶので体力的にもキツイし。

 それでも年に1回、外国でしか食べられないお店のスコーンに出会えるこの機会は貴重で嬉しいもの。

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今年はロンドンから車で90分の田舎(?)にある喫茶店「Thomas Oken Tea Room」のカントリー風スコーン。

スコーン1個とミルクティーで1,600円!高い!

でもスコーンは握りこぶしよりも大きなサイズなので、普通のスコーン2個分のボリュームは確実にある。

去年の手帳を確認したところ、去年の英国フェアに登場した「ザ・ブリッジ・ティールーム」のクリームティーセットはスコーン1個で1,400円、スコーン2個で1,700円だったので、サイズが大きくなってることを加味すると特に値上がりしたわけではなさそう…かな。

もともとこのフェアの物価が高いのだ。というより百貨店文化の相場が高いのか?まあ輸送費とか人件費とかあるから仕方ない。

 

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こっちは配布されたチラシの写真。

1枚目の写真(実物)と比較すると、ジャムの種類が明らかに違う(実際はイチゴジャムだった)のと、クリームこんなに盛ってない。両隣のお客さんはクリームをお代わりしていて、店員さんは快く応えていたのでいいんだけど…端に「写真はイメージです」と書いてあるしな…。

味はすごく美味しかった。大きいから中がしっとり。ジャムなしで一口食べてみたらベースは甘すぎない味で、ちょくちょく食べに行きたい感じのおいしさ。叶わないけど。

 

店内に現地の店員さんの集合写真が飾ってあって、ジャージのズボン(白いライン入り)を着ている人もいた。きっと気取らずに通える感じの気楽なお店なんだろう。そして1,600円よりは確実に安いポンドなんだろう。

 

数年前にはじめて英国フェアのスコーンに並んだとき、周囲の英国好き人たちの会話がスノッブ臭プンプンで “低所得者の単なるスコーン好き” である自分はとても閉口したので、2年目からはイヤホンで音楽を聴きながら並ぶことにしている。

そのせいで「こんな風に百貨店で頑張って食すもんじゃないんだろうなあ本来は…」という思いが(僻みも含んでいるので)人一倍強い私だけど、朝晩冷え込む昨今のせいで正統派トレンチコートをしっかり着こんで行列に並んでいる様は傍からみれば立派なイギリスかぶれだった。

しかもお昼には結構暑くなってきて、まるで「英国フェアだからって暑いのに無理してトレンチを着こんできたちょっと痛いイギリスかぶれ」みたいになってしまった。

「違うんだ!ほかにこの時期に羽織れる薄手の上着を持っていないだけなんだ!」なんて心の中で叫んでいる自分が、その行列の中で一番自意識が高い人物だったかもしれない。

でも、ライブにバンドTシャツを着ていくのと同じ感覚で、英国フェアに英国の伝統的な服(トレンチコート)を着ていくことは何ら恥ずかしい行為ではないと言えなくもないか……いや、やっぱり恥ずかしいわ。