LOSTMAN NEED BLUES DRIVE MONSTERS

神経質で性格が悪い人のブログ。ブーメランな意見を述べがち。消しがち。更新が多いときは調子が悪いときです。更新がないときはもっと調子が悪いときです。情報商材いりません。

「あなたの言葉がいつだって」

よくBUMP OF CHICKEN の楽曲に対して「これまでの自分を肯定してくれたようで嬉しかった」という感想が紹介されるけれど

それって前提として、その感想を言ってる人の自己肯定感が低くて、ずっと自分のことを否定しつづけてきたんだんだろうなあという悲しさがあるよね。

 

そんなわけで、3月15日にデジタルリリースされたBUMP の新曲『Aurora』を聴いて、私は自分を肯定してくれた気がしてとても嬉しかった。

うん。

 

ここ数年の、大きくはないけどジワジワと心を侵される辛抱と苦悩と失望の積み重ねや、何度も泣いたり歯を食いしばったり、何度か本当に頭がおかしくなりかけてるんじゃないかと絶望したり、どうにかそれを抜け出そうとしてもがいたこと、何とか決意を見つけ出したけどめちゃくちゃ不安なこと、『Aurora』はそんな色々をくまなくニュアンスまできちんと掬い上げてくれたかのような曲だった。

 

最後のサビの部分、

ああ、なぜ、どうして、と繰り返して それでも続けてきただろう

心の一番奥の方 涙は炎 向き合う時が来た

地を這うようなところから歌い出す声の表現力がたまらん…という声フェチ的感想は置いといて。

堪えてきた想い(=主に人間関係のストレス)がたまに爆発して泣きながら、「これからどう生きるか、どう生きたいか、どう生きれるのか」って擦り切れるくらい考えたことが走馬灯のように頭を巡る。

 

2番の歌詞

考え過ぎじゃないよ そういう闇の中にいて

勇気の眼差しで 次の足場を探しているだけ

で、いつも「細かすぎ」「心配しすぎ」「神経質」と他人から指摘されるし(“自称:気さくな占い師”のカフェ店長に初対面で「アナタ神経質でしょ」などと言い放たれるし)、自覚もあって、果ては“自分が神経質であることを気にし過ぎる”という自家中毒状態で息切れしている私のことですかーーー!?ってなり、

それに続くサビ

解き放て あなたの声で 光る羽与えた思いを

その足が向かうべき先へ そうしなきゃ見えなかった未来へ

諦めなかった事を 誰よりも知っているのは

羽ばたいた言葉のひとつひとつ

でもう肯定された感が溢れてきて、聴くたびに何故か両手を広げてガッツポーズをしたくなる。しないけど。

書店で立ち読みした『自己肯定感を上げる方法』的な本(いろんな出版社から何冊も出てる。内容は「それが出来たら苦労しとらんわ!」ってことがたくさん書いてある。)の何倍も自分を肯定する力になった。

 

なんてね。

「他人の言葉に頼っている時点でオメーはクソだ」って否定する人もいるかもしらんな。

大丈夫。クソだって自覚はクソほどあります。

 

でも「歌モノ」のたぐいの醍醐味って、言葉や文字だけでは私たちクソに伝わりづらい“伝えたいこと”をミュージシャンが工夫して曲に乗せてくれることで、リスナーの頭に何故かスッと入ってきて、わたしたちが「なんでか知らんけど『わかった』」って思えることなんだと思うんですよね。

本や文章で明文化するのも非常に大事なことだけども。

  

Mステに『話がしたいよ』でBUMPが出演したとき、高橋一生さんが「その時の自分にいちばん寄り添ってくれる曲を出してくれる、と勝手に思っている」というようなことを言っていたけど、私も間違いなく同じ症候群に罹患している。

(そのうち私の頭がどうにかなってしまったら、twitter で芸能人に「新曲で私に合図してくれたの、ちゃんと気付いたよ(//∇//)」とかの妄想を毎日何回も送り続ける恐怖のアカウントみたいになっちゃうのかもしれないと時々不安になる。)

 

スタッフさんの計らいなのか、単なる必然なのかは分からないけれど

新たなスタートを踏み出す人が多いであろうこの時期に『Aurora』がリリースされたことで、沢山の臆病者の新生活をお助けする役目も担っているんじゃないかと思った。

 

あ、タイアップ先のドラマ『グッドワイフ』は観てないので、本当に自己完結型の勝手な解釈です悪しからず。

100均の硬質カードケースを使ってポストカードを壁に貼ろうとする試み

自画自賛シリーズ。

 

材料

A6サイズの硬質カードケース(ダイソー

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マスキングテープ(セリア)

センスに自信がないので無地のものを使用。無地のマステを買うためにダイソーからセリアまで遠征した。

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壁紙用の両面テープ(ダイソー

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手順

硬質カードケースにポストカードを入れる。

ステッカーなど大きさが違う物を入れたいときは、うしろに画用紙などを入れて、見えないところでマステを丸めて固定する。(下の写真だと、左側が丸型のステッカー)
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「硬質ケースです」感を失くすため、4辺をマステで囲う。

細いほうが綺麗に見えると思う。
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壁に貼ってできあがり。
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飽きたらマステを剥がして、別のポストカードに入れ替えるだけ。簡単!オススメ!

サイズ違いで映画のチラシとかいろいろな物を傷付けずに貼ることができます。

 

注意事項 

  • 短所は、アクリル板のフレームと違い中の物が日焼けすること。
    *額縁屋さんのHPによれば、特に「UV加工」を謳っていないアクリルでも、素材の特性として90%くらいの紫外線はカットできるらしい。硬質カードケースの素材はPVC(ポリ塩化ビニル)でありアクリルではない。
    DIY系のまとめブログで「ダイソーではアクリル板が『PPシート』という名前で売られています」とかテキトーこいてるのを見たことがあるけど、「PP」はポリプロピレンの略でありアクリルではない。
  •  ポストカードの大きさによってビミョーにA6サイズには入らない場合がある。そのときは(1)実物の端を切り落とす、(2)カラーコピーしたものを切って入れる、(3)もう1サイズ大きいケース(B4とか)に入れる、などの対策を。
  • 第2弾を作成しようとしてダイソーでもセリアでもキャンドゥーでもない近所のナゾの100均でカードケース(MADE IN CHINA)を買ったら、擦ったようなスリ傷や曇りが気になった。同じ値段なんだから日本製のものを選んで買ったほうが良い気がした。

 

こんな私でも継続できそうな “読書ノート”

カンミ堂の“クリップ ココフセン”が私の読書に革命をもたらした。

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“記憶に残る&身になる読書”をしたいと思いつつ、生来の貧乏性ゆえ本に折り目をつけたりマーカーで線を引いたりすることがどうしても出来なかった。

ところが、この“ココフセン”を、大変便利な専用のクリップで本の表紙に取り付けておけば、いつでもどこで読んでいても、ふと心に残る文章があれば気軽に目印をつけておくことができるのだ。

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「イヤ、手元に付箋を置いといて読めばいーやん!」って思った人、手元に置いてあるのと“表紙にくっついてるの”とでは大きな違いなんですから!ほんと!

 

そしたら読書ノートに記録したくなるじゃないですか。

私はこれまで何回も“読書ノート”と呼ばれる類のものにトライしては挫折してきた。

『Edit』のオシャレなやつとか。

Loftのオリジナルのやつ(ワナドゥ手帳)とか。↓

ワナドゥ!!手帳|ロフト

 

あーいう、フォーマットが決まってて、一冊について書くことが多くて、高くて、買った瞬間がモチベーション最大値のやつって、

大して思い入れのない本を読み終えてやっぱりつまんなかった時とかに書く気力が無くなって、それをキッカケに記録自体を辞めてしまったりして続いたことがないんですよ。高いから「有意義な内容を書かなくては」と気負ってしまうんですね。

 

なので、

とりあえず、amazonで300円ちょい、キングジム“暮らしのキロク〈BOOK〉” を取り寄せた。

これは読書記録をカードサイズの付箋紙に簡易的に書き込んで、好きなノートに貼れるという女子文具だ。

キングジム 日記帳 ノリ付きメモ 暮らしのキロク ブック 3000エメ
 

わたしは以前「付箋は信用していない」とかなんとかいう記事を書いたことがある気がするが、それはそれ。コレはコレ。

 

コレは、書く要素が

(1)書名、(2)著者名、(3)ジャンル、(4)読了日、(5)あらすじ・感想、(6)次に読みたい本

しかない。

“あらすじ”と“感想”が独立してないとことか、出版社名(買う前はともかく読んだ後はいらない情報)や読み始めの日(いちいち覚えてない)を書かなくていいのがこの『暮らしのキロク』の優れたところ。そして書くスペースが小さいので、面白くなかった本の感想は「面白くなかった」で事足りる。

さすがファイルとテプラのキングジム、記録すべき必要最小限について精査しまくっている。

 

しかしこういうグッズあるあるの、“全く興味がなかったころはどんなお店にも売っていたのに、「ドレ、使ってみるか」と重すぎる腰を上げた頃には店頭から消えはじめている現象”。何なんですかね。わざわざ通販で買ったわ。

 

と、いうことで

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こいつを

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この、何の変哲もないB5キャンパスノート(A罫)に貼り付け、コレが私の読書記録ノートとなった。

(ちなみに付箋は信用してないので、裏にノリを塗って貼っている。)

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右側のスペースには、溢れ出てしまった感想や買った時の思い出などがあれば記入している。

 

このとき重要なのは、ノートの片方だけが分厚くなるのを避けるため、次のページは反対側に貼るようにすること。

フォーマットが予め印刷されている“読書ノート”のいくつかの弊害のうちの一つは、指定された位置に写真やシートなどを貼りつづけることで、ノート全体として特定の部位だけ分厚くなること」

この現象は、私にとって文具使用上の禁忌ワースト2だ。

ワースト1はシャーペンに付いている小さい消しゴムを使うこと。

ノートに何かを貼り付けるときは、ノート全体が満遍なく太るように、バランスを考えて貼らなければならない。これは鉄則なので文房具マニアの奥さんがいる男性は覚えておいた方が良いと思います。役に立ちません。

 

次のページは『読書は一冊のノートにまとめなさい』を参考に“ねぎま式”になっている。

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これは、文頭に◯印を付けて抜き書きを、☆印を付けて感想やコメントを書くという記録方法だ。

読みながら付箋を打っていった箇所を読了後に見返して、記録しておきたい文章のみ書き写すことにしている。(付箋を信じていないので、書き写したら速やかに付箋を剥がす。)

単なるハウツー本の場合は、下の写真のように「覚えておきたい事だけを要約」することもある。

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このように、本の性質に合わせて柔軟な記録ができるのは、予め決められたフォーマットがない「そこらへんのノート」を読書ノートとすることの強みであると思う。

  • しょうもない本のことは簡潔に。
  • 沢山の情報を記録しておきたい重要な本は何ページも使って。

なおかつ、“暮らしのキロク”付箋で書籍情報のみのページを作ることでメリハリが生まれる。

 

自画自賛だけどこのやりかた最高じゃないですか?

もう表紙に (1) って付けてて、続ける気マンマンなんだけど続くと良いな!

 

参考文献は『読書は1冊のノートにまとめなさい[完全版]』

完全版でなくてよければ、著者が同じ内容を連載してたときのネット記事がダイヤモンド社あたりのサイトで読めるはず。

読書は1冊のノートにまとめなさい[完全版]

読書は1冊のノートにまとめなさい[完全版]

 

 

 

阿部智里『八咫烏シリーズ』にハマっている

※小説のネタバレしてるんで注意してください!

 

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ソエモンチョウ ブングジャムの日、会場に行く前にフラッと立ち寄った書店でジャケ買いしたコレ↓

『烏に単は似合わない』

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八咫烏が人間の姿になって生活してる世界に平安朝っぽい文化があって、人間で言うところの東宮っぽい男性(若宮)のお后選びのためにいづれのおんときにか、こういにょうごあまたさぶらいける…」みたいな高校で暗唱させられた源氏物語の冒頭的なヤツが展開されていくヤツ。

主人公とおぼしきひとは、はじめ一番見込みが無さそうな「東家のニの姫」。

 

断じてリアルタイムではないがなんて素敵にジャパネスク』に思春期にハマって以来、氷室冴子田辺聖子の平安モノが大好物の私は

八咫烏界の超時空平安朝モノとか美味し過ぎ!本当の平安朝(“抱えてもらわないと動けないくらい弱いのが高貴” 的なヤバイ価値観)ほど窮屈じゃないから物語が動きやすくて良い!

この可憐で引っ込み思案のお姫様が『幼き日の邂逅の利』を活かしてライバル供を蹴散らして下克上して入内するのね!」

と、まんまと作者の蜘蛛の糸に絡め取られながら読み進め

「あれ…?残りのページ数ではとても若宮さんとのめくるめく展開できないよ…?」

と不安になった頃にまさかの デウスエクスマキナ・若宮が文字通り飛来してきて全てを暴くわ嫁を決めるわの大騒ぎ。

 

コバルト文庫気分で読んでた私は「ヒィエェ〜」と戦慄しながらも物凄くキレイに作者の罠にハマっていたことに気付き、読んだ後とても気持ちが良かったのです…。照。

 

そして、シリーズ1巻の『烏に単は似合わない』と同時系列で全く違うストーリーが展開される2巻『烏は主を選ばない』をネットで注文するも、到着が待ちきれずに図書館で借りて1日で読み(その翌日に商品到着)、

そのラストシーンで「なんやねん!続きめっちゃ気になるやんけ!」ってなって、結局ここ数日のうちに4巻まで読みましたとさ。

 

根を詰めて読みすぎて頭が痛い。

 

しかし面白い。これ。

あんまり小説読まないんで、他と比べてどうとか分からんけど面白い。

1巻は平安朝コバルト文庫からのどんでん返し。

2巻は何だろう?主従モノ?バディもの?少年の成長譚?お家ドロドロ騒ぎ?

3巻はSFチックで、

4巻はギムナジウム的(3年制だけど)なハリーポッター的な全寮制学園モノ。

 

…と言えなくもない。けど1本の流れに沿って世界が動いている。

八咫烏っていう何となく高貴な感じの異世界なのも良いね。猿側だと読み進められる自信がないわ。

今日、駐輪場に停めてた自転車のサドルに鳥の糞が付いてたけど

「烏の仕業かな…フフ…。」

と極めて冷静にティッシュで拭いたもんね。

 

そしてキャラクター小説としても楽しい。

進撃の巨人』でリヴァイ兵士長が一番好きだった私は、やっぱりこのシリーズでは若宮=金烏=奈月彦が好きですね!モチロン。

 

シリーズものを文庫で集めはじめると、最終的に「新刊が単行本しか売ってない」という問題にぶち当たる。

今回もその問題があと1冊読み終えれば発生するんだよなー。

それになんか、外伝もあって、それも単行本しかないし電子書籍でしか出てない話もあるし。

 

あーこういう悩みって良いね!幸せ。久し振り。

 

しかもしかも。

2月に作者の阿部さんがサイン会を大阪でやるらしい。八咫烏シリーズとは違う新作発売記念。

 

うーん、人生初のサイン会に行ってしまうかもしれないよ…。

 

ソエモンチョウ ブングジャム の、参考にならない感想

※とても気の抜けた記事です。

 

高畑正幸(文具王)、他故壁氏、きだてたく、3人の文具レジェンドユニット、それがブングジャム。

彼らが大阪でひたすら文具について語るイベント『ソエモンチョウ ブングジャム』に、2019年1月26日参加した。

 

会場のロフトプラスワンWESTには初めて行ったのだけど、めっちゃホストクラブばっかりの街の、めっちゃホストクラブが入ってるビルの3階だった。

 

流れとしては、

  1. 整理番号順に入店する。
  2. 入る時に番号札を貰う。
  3. 早い者勝ちで席に座る。(一人で行く人は早い目に行って一人席を確保した方が良い)
  4. 席でオーダーする。番号札を控えられ、退店時にまとめて清算
  5. 飲んで食べながら待つ。文具になぞらえた特別メニューがあるけどお店の人が考えたやつです。物販の売り子はご本人。
  6. 始まる。まずは文具王が1時間半、400枚以上のスライドを使って最新文具のお話。
  7. 休憩10分。
  8. 後半はひとり30分の分担でスライドを使ってトーク
  9. 終了後、希望者のみ1時間くらいの打ち上げにワンドリンクで参加できた。(私は参加してない)

 

こんな感じです。

話の内容は面白かった。

おんなじ文具マニアでも、こんなに方向性が違うんか!そしてみんな深くてオモロイ!!でも情報量が多過ぎてとてもじゃないが書けません。

 

それ以外の感想

  • 東京のブングジャムに参加した人がSNSにあげてたような大量のお土産(文具メーカーからのサンプル)は無い。
  • 演者のトークにほぼ全レスで、連れにテンション高く喋りかけてる&ずっとステージの写真撮ってる女性がいた。あの人の隣に座ってなくて心底良かった。
  • 食事代がちょっとびっくりする値段になってしまった。まあこれはシステムやからしょうがない…。
  • 宗右衛門町こわい。売れっ子歌手の新譜が出たときレベルのクオリティーのホストクラブの看板がバンバン立ってて怖い。あと観光バスでドラッグストアに乗り付けてくる外国人をTV以外で初めて見た。
  • 総じて宗右衛門町怖い。

趣味のファイリング《チケット編》

BUMPの『GO』という曲の主人公のように叱られてばかりだった私は、自己肯定感の低さをこじらせてここまで生きてきた。

そのせいなのかどうか知らないが、“チケット”が大好きだ。チケットを持っていると「許されている(許可が下りてる)」気分になって嬉しくなっちゃうチケット依存症だ。

映画は必ずムビチケ(カード式前売り券)を買ってから観るし、使ったムビチケはどんなにつまらない映画であっても保存する。

ライブや展覧会に行ったあとはチケットの半券を種類別にファイリングする。コンビニ発券のライブチケットなんて使用後は単なる紙切れなのに、後生大事に仕舞っておく。

 

世の中には私のように紙屑収集が趣味なモノズキが、せめてあと10人はいるかもしれない。私の承認欲求を少しでも満たして自己肯定感を向上させるために、これから「私のチケットファイリング術」的な記事を書きたいと思うのでものすごく暇ならお付き合いください。

 

使用するバインダー

チケット類はすべて無印良品ポリプロピレンバインダー・30穴・A4サイズに統一している。

私のグッズ収納には、「あらゆるものを(なるべく)A4サイズに集約する」という裏テーマがあるのだ。

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A4サイズ・30穴リフィルもB5サイズ・26穴リフィルも穴のピッチが同じなので、ひとつのA4ファイルに綴じることができる。まあ全てB5サイズの物ならB5のファイルにいれるけどね…。

背ラベルは黒地・白文字のテプラ。何となく格好良い気がするから。

 

ムビチケのファイリング

  • 名刺用の10ポケットリフィルに入れる。いろんなメーカーから出ている。どこのでもいい。
  • これにムビチケを “購入した順”に入れていく。観た順でも公開順でもなく “購入した順” という謎のこだわりは、単に並べ替えが面倒なのと「購入した順番に自分なりの生活のストーリーがある」と思うから。

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  • そして映画を観たら、ムビチケの裏側に映画館で発行したチケットの半券を入れておく。…が、半券は耐久性がない感熱紙なので、いつか文字が消える日のためにテプラで日付を貼っている。

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  • ムビチケ購入特典や入場特典でポストカードやステッカーを貰った場合は、それぞれに合うサイズのリフィルを使って綴じておく。
    特典がストラップ等の立体物だった場合は速やかに使うかバザーに出す。

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  • ちなみに “観た映画のチラシ” もB5リフィルで同じファイルに綴じていたが、すぐパンパンになったので別のファイルに保存することにした。
    使っているのはコクヨ「NOViTA」(B5サイズ)。内容量に応じて背幅が変わるポケットファイル。色は無印良品のファイルに合わせて透明のもの。うっとりするほど端正で美しい。
    (画像はボカしているけど、実物はもっと透明度が高い。1枚目を何の映画にするかでしばらく悩んで楽しめる。)

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ライブチケットのファイリング

  • コレクション用ファイルの老舗(と思っている)「コレクト」というメーカーの3ポケットリフィルを使用。割と高価(10枚入・税抜900円)。めったに使わないので奮発した。 

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  • チケットの裏側には、A4用紙3分割(高さは少々カットが必要)の大きさで、セットリストを印刷して入れておくと眺めるたびにニヤニヤできるしパッと見が綺麗です。
    ぶっちゃけコンビニ発券のチケットなんて高価な3ポケットリフィルを使わなくても写真・ポストカード用の4ポケットリフィルに収まるのだが、この「セトリ紙」をやりたくて3ポケットにしてるようなところがある。

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  • 電子チケットの場合は、入場前と入場後にそれぞれスマホでスクショを撮っておいて、Excelで短辺5.5cmで縦に繋げてから印刷したものを入れている。
    苦肉の策だけどわりと気に入っている。家庭用インクジェットプリンターで作成した正真正銘の “紙切れ” なんですけどね。

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  • 物販で貰った商品リストとか、終演後にくれるフライヤーで保存したいものとかは、それぞれに合うサイズのリフィルで同じファイルに綴じておく。あと、取れたことは無いけど金色とかロゴ入りとかの特別なコンフェッティとかもココに保存したいなあ…。取れるような場所に行けるチケットを取れたことすらないけど…。

 

展覧会チケットのファイリング

  • 展覧会はライブより数が多くてコレクトの3ポケットを使うと破産するので、100均ショップ「Seria」の4ポケットリフィルを使用中。素材はペラいけど、他メーカーの4ポケットより入るサイズが大きいのだ。
    また、展覧会では記念に1枚だけポストカードを購入することがあるので、それをチケットの裏側に収納できるというメリットもある。

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  • 展覧会のチケットは意匠をこらしたものが多いのでたまにポケットからハミ出すけど、気にしない。
  • ライブチケットと違って「行った日」がチケットに印刷されていないので、テプラで日付を貼っている。テプラ最高。
  • チラシがあれば後ろにチラシも綴る。その他にパンフ等や記念スタンプも綴る。わりとすぐバインダー1冊がパンパンになる。内容の取捨選択が重要。
  • 入口で貰う展示品目録も今のところ保存しているが、見返したことがないので将来的に処分するかもしれない。

 

その他のチケットのファイリング

  • 落語とか、ミュージカルとか、クラシックコンサートとかのチケットは「STAGE」と見出しを付けたファイルに纏めている。上と同じくSeriaの4ポケットリフィルを使用。

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  • 他と同様、フライヤー等も一緒に保存。

 

以上。 

いかがだっただろうか。私はここまで書いて、自らのチケット保存にかける情熱に軽く引いた。なのでここらへんで止めることにした。だけどビックリマンシールのコレクターとか、アニメオタク界隈とか、もっと上には上がいると信じてる。私なんてまだまだ小物ですよ。

CD購入特典のステッカーの保存方法とか、あとポストカード保存用のリフィルの種類とか、もっと語りたいけど誰も聞きたがらないことをここに垂れ流したくてしょうがない。

そういう想いと、母にムビチケ保存ファイルを見られてドン引きされたときのどんよりした気持ちが交錯しております。

 

初売りで買ったタワレコのラバーバンド収納ケース&CD帯収納ケース

甥っ子&姪っ子が家に来たので、逃げるように一人で初売りバーゲンに出かけた。

が、梅田に向かう電車の中で「普段から欲しいものでも我慢しているのに、安売りになってるからって別に欲しくも無いものを買っちゃうのって何か嫌やなあ…。」としんみりしてしまったので、“全くセールしていないけど前々から欲しかったもの” を買う旅に出ることにした。非正規だからボーナスなんて貰ってないのは忘れることにした。 

そこで買ったのはこちら。タワレコラバーバンドコレクションBOXCD帯収納ケース(←ファイル)!

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最近こういう『コレクション収納』分野における タワレコ vs コアデ vs キングジム vs 3COINS vs 100均 の攻勢が凄まじくてとても楽しい。ファイリングマニアとしてはもっと盛り上がって欲しいしもっと色んなところが参入してきて欲しいわー。

 

タワレコ ラバーバンドコレクションBOX

ラバーバンド6個しか持ってないんですけどね。

しかし私は「オタグッズは飾りたくないけど眺めたい派」なのです。ホコリが溜まることと紫外線で劣化することと、そして何より家族の視線が怖いのです。

無印良品のアクリルケース等で試行錯誤してはどれもシックリ来ずに正直収納場所に困っていたので、これから一生かけて集まるラバーバンドがコレ一箱に収まれば十分なのです。

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入れたらこんな感じ。本体は丈夫な紙の箱で、窓はプラスチックです。 

感心したのは、ラバーバンドを固定するために通す厚紙の太さが “ラババンが無理に伸ばされることもなく、かといってユルユルにならない”という絶妙なサイズだったこと。これがタワレコの技術力か!

全体の大きさはA4より若干横幅が大きいくらいなので、本棚に収納できるのもポイント高し。

もし100均や300均で似たようなものが出ても(3COINSにあったような無かったような)、箱の丈夫さプラス上記の2点で私はタワレコの1,400円を選ぶね。私の場合は一生に一箱しか必要ないからだけど。

タワレコ CD帯収納ケース

うーん。

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↑アルバムに付いてた “よくあるサイズの帯” がギリギリ入らない…。ホントにあと1mm…。

 

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↑3枚組CDの帯、もちろん入らない

 

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↑中には余裕で入るやつもあるんだけどねー。

 

エー!?タワレコの技術力はぁー??って思って公式サイトの写真見たら、フツーに二つに折って入れてあったわ

そりゃあ二つ折りにしたらどんなサイズでも入るんだけどさー、何だかモタつくんだよなあ…。

「もしや普通にポストカード用のファイルに入れたほうがマシなんじゃないか?」と思い、試しにポストカード用のA4リフィルに入れてみたものの、「たかが『帯』にこんなに嵩張る収納なんて必要なのか?普通にCDケースにそのまま保存しておけばいいんじゃね?」と我に返ってしまったのでちょっと保留中。

しかもよく考えたら、殆どのCDは省スペースの為KOKUYOの「メディアパス」に入れ替えてるんだったよ。

※メディアパスはCDの “プラスチックケース以外を全部” 収納できる薄型のケース。帯を収納するポケットもある。最近あんまり売ってないので、生産中止に備えて買い貯め済。

そもそも持て余してる帯があんまり無かったよ。

 

他に買ったもの

コレクション収納ファイル「コレファイルイット」

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タワレコを出て、大丸百貨店・梅田店の東急ハンズで見つけた。ネットで見つけて気になっていたやつだ。

ファイル売り場の片隅で限定販売してたのでスターターキット(バインダーとお試し用リフィルのセット)を買った。

しかしまだ使ってないので感想は書けません。

 

 FiloFaxのシステム手帳(ミニ6穴)

帰り際に紀伊國屋書店の文具売場へ寄ったら、なんと革製品半額セールをやっていた。

財布や名刺入れと一緒にシステム手帳(ほぼファイロファックス)もいくつかあったので、山積みになってる商品の箱を気合入れて物色した。

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ミニ6穴は、バインダーを持ってないくせに何故かリフィルだけ先行して買ってたのでナイスなタイミング。

filofaxホルボーン(ミニ6穴)14,000円→7,000円(税抜)をGET!

これを幸せと言わずに何と言おうか!

 

やっぱり初売りはイイねえ!!

しかしファイルしか買ってねえな!!