LOSTMAN NEED BLUES DRIVE MONSTERS

神経質で性格が悪い人のブログ。ブーメランな意見を述べがち。消しがち。更新が多いときは調子が悪いときです。更新がないときはもっと調子が悪いときです。情報商材いりません。

初売りで買ったタワレコのラバーバンド収納ケース&CD帯収納ケース

甥っ子&姪っ子が家に来たので、逃げるように一人で初売りバーゲンに出かけた。

が、梅田に向かう電車の中で「普段から欲しいものでも我慢しているのに、安売りになってるからって別に欲しくも無いものを買っちゃうのって何か嫌やなあ…。」としんみりしてしまったので、“全くセールしていないけど前々から欲しかったもの” を買う旅に出ることにした。非正規だからボーナスなんて貰ってないのは忘れることにした。 

そこで買ったのはこちら。タワレコラバーバンドコレクションBOXCD帯収納ケース(←ファイル)!

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最近こういう『コレクション収納』分野における タワレコ vs コアデ vs キングジム vs 3COINS vs 100均 の攻勢が凄まじくてとても楽しい。ファイリングマニアとしてはもっと盛り上がって欲しいしもっと色んなところが参入してきて欲しいわー。

 

タワレコ ラバーバンドコレクションBOX

ラバーバンド6個しか持ってないんですけどね。

しかし私は「オタグッズは飾りたくないけど眺めたい派」なのです。ホコリが溜まることと紫外線で劣化することと、そして何より家族の視線が怖いのです。

無印良品のアクリルケース等で試行錯誤してはどれもシックリ来ずに正直収納場所に困っていたので、これから一生かけて集まるラバーバンドがコレ一箱に収まれば十分なのです。

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入れたらこんな感じ。本体は丈夫な紙の箱で、窓はプラスチックです。 

感心したのは、ラバーバンドを固定するために通す厚紙の太さが “ラババンが無理に伸ばされることもなく、かといってユルユルにならない”という絶妙なサイズだったこと。これがタワレコの技術力か!

全体の大きさはA4より若干横幅が大きいくらいなので、本棚に収納できるのもポイント高し。

もし100均や300均で似たようなものが出ても(3COINSにあったような無かったような)、箱の丈夫さプラス上記の2点で私はタワレコの1,400円を選ぶね。私の場合は一生に一箱しか必要ないからだけど。

タワレコ CD帯収納ケース

うーん。

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↑アルバムに付いてた “よくあるサイズの帯” がギリギリ入らない…。ホントにあと1mm…。

 

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↑3枚組CDの帯、もちろん入らない

 

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↑中には余裕で入るやつもあるんだけどねー。

 

エー!?タワレコの技術力はぁー??って思って公式サイトの写真見たら、フツーに二つに折って入れてあったわ

そりゃあ二つ折りにしたらどんなサイズでも入るんだけどさー、何だかモタつくんだよなあ…。

「もしや普通にポストカード用のファイルに入れたほうがマシなんじゃないか?」と思い、試しにポストカード用のA4リフィルに入れてみたものの、「たかが『帯』にこんなに嵩張る収納なんて必要なのか?普通にCDケースにそのまま保存しておけばいいんじゃね?」と我に返ってしまったのでちょっと保留中。

しかもよく考えたら、殆どのCDは省スペースの為KOKUYOの「メディアパス」に入れ替えてるんだったよ。

※メディアパスはCDの “プラスチックケース以外を全部” 収納できる薄型のケース。帯を収納するポケットもある。最近あんまり売ってないので、生産中止に備えて買い貯め済。

そもそも持て余してる帯があんまり無かったよ。

 

他に買ったもの

コレクション収納ファイル「コレファイルイット」

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タワレコを出て、大丸百貨店・梅田店の東急ハンズで見つけた。ネットで見つけて気になっていたやつだ。

ファイル売り場の片隅で限定販売してたのでスターターキット(バインダーとお試し用リフィルのセット)を買った。

しかしまだ使ってないので感想は書けません。

 

 FiloFaxのシステム手帳(ミニ6穴)

帰り際に紀伊國屋書店の文具売場へ寄ったら、なんと革製品半額セールをやっていた。

財布や名刺入れと一緒にシステム手帳(ほぼファイロファックス)もいくつかあったので、山積みになってる商品の箱を気合入れて物色した。

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ミニ6穴は、バインダーを持ってないくせに何故かリフィルだけ先行して買ってたのでナイスなタイミング。

filofaxホルボーン(ミニ6穴)14,000円→7,000円(税抜)をGET!

これを幸せと言わずに何と言おうか!

 

やっぱり初売りはイイねえ!!

しかしファイルしか買ってねえな!!

 

映画「アリー/スター誕生」-映画の世界観と自分内価値観とのズレ

注意:ネタばれしてるうえに愚痴です

 

 

邦題を付ける際に「スター誕生」っていう往年の有名作になぞらえた副題を追加したんだろ〜なー…と誤解してた時点で、この映画と自分の間にはズレがあった。(実際には「スタア誕生」のリメイク作品)

 

そして、「遅刻しといて逆ギレかよ!?」からはじまり、

 

「人気ミュージシャンのコンサートにいきなり知らん女性が出てきてイチャつきながら知らん歌歌い始めたら、どんなに凄い歌声だろうとジャックの歌を聴きに来たジャックのファンは怒るだろうよ…私なら絶対激怒してブログにネチネチ書くわ…」

「しかもそのままツアーに帯同し始めたし…SNSメッチャ荒れるやろ…」

「『ジャックにアンコールしたのにまたあの女性が出てきて新しい知らん曲を披露』とかどんだけ…ファンにとっちゃ『紅白でアイドルグループの卒業発表してサブちゃん紅白引退の花道を汚す』並みの罪じゃね?」

など、価値観の違いによる違和感、特に自分が何らかのファンである目線故の違和感がストーリー展開への没入を妨げた。

だって先行でこのツアーのチケット取った時点じゃファンはアリーの存在を全く想定してないんだよ?

 

でも映画の中でコンサートの観客はアリーのパフォーマンスを初見から熱狂して迎えてたから、受け入れてるんだよねー、アメリカっておおらかだねぇ〜。

アメリカって殆どのライブに前座が付くんだったっけ?外タレの来日コンサートは2時間押しがザラにあるという噂もあるし。

そういう文化だったら抵抗ないのかも。

それに「ここ最近は無かった素晴らしい演奏だった」って評価もされてたし。(その割に観客は終始歓声を上げていたような…あとそんな言われるような演奏であのキャパを満員にしてたの逆に凄い。)

 

アリーははじめダンサーをクビにしたりして既定路線を拒否してたのにいつのまにか受け入れてるし。アメリカでは遅かれ早かれあーいう売り方を受け入れていくもんなのか?誰かが立てた旗に群がるしきたり?

そんで何故アメリカの女性スターシンガーはみんなスパンコールビッシリ体のラインにピッタリのよーわからん衣装を着るの?あれカッコいいの?

 

ジャックが「心の底まで掘り下げて曲を作らないと長続きしないぞ」的なこと忠告してて、オッいいこと言うじゃん!って思ったのに舌の根も乾かんうちにマイクの前でチュッチュしながらレコーディングしとるしお前らもうなんなん?ジョンとヨーコか?「2人で一緒に歌ってたら思わずチューしちゃった♡だって顔が近いんだモーン///」っていう表現をしたくて敢えてやったの?そーいう曲なの?誰向け?

 

…みたいな余所事がいくつもいくつも頭をよぎって感情移入の出来なさが凄い。何、わたし潔癖すぎ?

 

全体的には、自分の中では★★★☆☆くらいなんだけど、上記のような細かーーい愚痴が出がちな作品だった。あくまで個人的な感想です!

 

ジャックのイケイケ期→没落期、アリーの初ステージ→売れっ子期、どの時期にも「個々のファンの反応」的描写がなく、2人も自分達のことしか考えてなくて浮世離れしていたし、「世間」に脳味噌が入ってない感じ。

まー、そこらへんも入れたらテーマがブレるし話の筋が通らないか。

(それとも私の感受性が乏しくて見逃していたのか。)←予防線

昔の映画のリメイクだからね、昔はネットやSNSなんてなかったしね。

でも昔の「スタア誕生」見て確かめるつもりもない。後味悪い映画は豆腐メンタルに響くからなるべく避けたいところ。

 

そうそう、最初にジャックが歌ってた歌がエンディングで流れたとき、歌詞の字幕を見て背筋がゾワっとした!

 

最近の歌詞と同じことを10年以上前のインタビューで喋ってた男、藤原基央

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2002年6月10日号と2003年3月10日号のロッキングオン・ジャパンを手に入れた。

このころは月2回(10日、25日)発行。版型がでかい。

近所のブックオフで音楽雑誌が枯渇したため、この2冊はそれなりのサブカル古本屋さんで定価の3倍くらい積んだ。積んだ甲斐があった。

といっても月2回発行だけあって定価は490円でなんだけどね。

 

2002年6月10日号は、アルバム『jupiter』のツアー「POKISTA21」のレポートとツアー終了後のメンバーインタビュー。

表紙の写真はファイナル直後。メンバーが着ているのがライブグッズのポキスタ君Tシャツなんだろうなあ…。デザイン尖り過ぎだわぁ。

2003年3月10日号は『ロストマン』発売後の藤原さん単独インタビュー。

藤原さんの眉毛と目が見えている。 (写真にフィルターかけたらちょうど隠れたけど)

 

 これ10年以上前の発言なんですよ?

【ライブが終わって】

藤原「あとは帰るだけなの。家に。で、耳鳴りと一緒に寝るだけなの。バンドやっててよかったなって思うよ、ほんと。」

(中略)

藤原「いや、ほんと寂しさと添い寝だよ。それが幸せなんだけどね。」

(ROCKIN'ON JAPAN 2002年6月10号)

 

鹿野「絶望も希望も、(中略)ほんとに同じだよね。背中合わせっていうか、隣り合わせっていうか。」

藤原「似てるよね。似てるっつうか、兄弟っつうか同一人物っつうか。」

(ROCKIN'ON JAPAN 2003年3月10日号)

 

それぞれ『You were here』と『望遠のマーチ』をリリースしたとのインタビューだよって言われたらきっと騙されると思う。

前者は『You were here』の「鼓膜に残る耳鳴りと二人で 一人の夜に戻る」、「頭の中は片付かないままで 枕まで帰る」をすぐに思い出したし、

後者は『望遠のマーチ』の「希望 絶望」、「絶望 希望」を彷彿とさせるじゃないですか?

 

『You were here』の配信が2014年だからおよそ12年前

『望遠のマーチ』の配信が今年(2018年)だからおよそ15年前か。

何なん、この芯のブレなさ。脅威ですらある。 

私なんて15年前はビストロスマップで聞きかじった知識で「キノコは包丁で切らない。手でちぎるんだ!」とか言ってたくせに今では包丁で切りまくりですよ。ブレブレですよ。

 

だからこそそういう生き方に憧憬を抱くのかもしれないな。本人たちにとってはそういう見られ方は本意じゃないのかもしれないけどね。

でも本人たちの視線を意識しながらファンでいるってのも度を超すとしんどいからなあ。

「ブレない芯のまっすぐさを信用している」、「良い曲・いいライブを届けようとしてくれると信じている」という意味では「信者」ではあるしな。狂信者、信奉者にはなりたくないけども。

やっぱり “アラフォーになっても「教室の後ろの黒板の前でバカなことやってる男子感」を維持すること”日産スタジアムのライブを大成功させること” を両立させちゃうミラクルな人たちには憧れるでしょうふつう。

その背景には凄まじい努力とか何とかがあったんだろうと思うしね、ふつう。

 

ん?わたし正気だよね?大丈夫だよね?

システム手帳のリフィル自作は楽しいな〈その2〉

3月に、専用ソフトで作った自作リフィルについて書いた。

システム手帳のリフィル自作が楽しすぎる - LOSTMAN NEED BLUES DRIVE MONSTERS

そして今回は手書きの自作リフィルを自信満々にご紹介したい。

 

なぜ手書きかというと、元々のリフィルに印刷されている方眼の罫線を活かしたいけど、家庭用パソコンでソコにきっちり重なるように印刷するのは至難の技だから。あと用紙のキワッキワまで使っているから。

 

ということで早速、こちらが自作リフィル「映画公開日備忘録」です。

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(横軸の数字は月)

とりあえず気になった作品は何でもここにメモっておいて。

青ペンの「」印は「ムビチケを買った」の意味。

観たら赤ペンで「」印を記入する。

やっぱり観ないな!ってなった作品には青ペンでバツを。

 

そしてほぼ同じフォーマットのこちらが「展覧会開催期間の備忘録」

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こっちは、行こうが行くまいが、開催期間が終わったら赤ペンで「」印を記入して〆ることにしている。なぜなら殆ど行けてないから。

 

文具店にあった観測野帳の使用見本でこういう使い方をしてたのをパクりました参考にしました。

Bindexの3.5mm方眼罫がバッチリ嵌って嬉しい限り。

こういう備忘録があると、「行くかどうか迷ってたアレに今なら行けそうだけど、『アレ』って何だったっけー!?」ってなる心配がないし、

何よりリアルが充実してるような錯覚を自らにかけることができるのでおススメです。(「未来にはこんなに楽しそうなイベントがいーーっぱい!」みたいなマヤカシ。)

 

これらは3月に投稿したような「私以外の誰も欲しくないフォーマット」とは違って色んな人の役に立ちそうだと一人で勝手に思ってます。

インスタとかムック本とかでカラフルでデコデコしいシステム手帳を見るたびに、そういうセンスが皆無な私はめっちゃオルタナティブな気分になって、

「ただひたすらシステム手帳の機能美を探求するのみ…!」

みたいな厄介な承認欲求に支配されるんですよ。

なのでこの投稿はそういうアレです。ご査収ください。

RADIO CRAZY 2018 のチケットを手に入れた。ド平日開催なのに。

BUMP OF CHICKEN幕張メッセで行われるCDJカウントダウンジャパン)フェスに出演する。

「年末にフェス遠征は無理だし4日通しチケット35,000円とか無理すぎる。CDJの流れでレディクレにも出やしないのだろうか」と、ワンチャン狙いで申し込んだ FM802 RADIO CRAZY @インテックス大阪の2日通しチケット17,000円。

 

10月24日、BUMPのCDJ出演日が12月28日だと発表された。12月27日・28日開催のレディクレに出演する可能性はほぼ消えた。それでもまあ the pillows もスガ シカオもUNISON SQUARE GARDEN も出るからBUMPが出なくても全く損ではないよな~、アイドル出ないし、とか軽く考えていた。

そして12月28日(金)がいわゆる「仕事納め」であり、全くの平日であると気付いたのはチケット当落発表の前々日だった。(=キャンセル不可能)

なぜ12月28日を休日だと勘違いしていたのだろう。

1日くらい(12/27)の年休なら取ったろうと思っていたのだが。

年末に2日間の年休か…。

ま、いけるか。

 

そして臨んだ当落発表。当選した。

月曜に年休の申請しようっと。

こんなナメた仕事っぷりでも怒られない職場(安月給)も今年度限りで契約満了なんてなあ。胃が痛い。

 

それにしてもこの日程ではどう転んでも客層は学生さんばっかりだろうねえ。インスタで「#レディクレ2017」検索したらみごとにそんな感じだったわ。怖い。

やべえなあ。なるべく後ろの方でまったりしとこう…と思ったら思ったで、どうやらレディクレは導線が悪くて移動しづらい上に入場規制かかりまくりらしい…?

うかうかしてたらお目当てのバンド見れないのか。

 

そんなこんなを色々調べているうちに、「BUMPが出演してファンにより会場がプチパニック状態になる&私の心身とも疲れ切る&入場規制でお預けの可能性ーを考えたら、逆に最初っから出演してない方があきらめもつくしそっちのほうが良いわ」という逆の感情が芽生えてきた。

なのでこれでいいのだ。人生には諦念が必要なのだ。

とか言いつつ、どう考えても酸っぱいブドウ理論でしかないので、万がイチ来てくれたら狂喜乱舞するんだけどね。自律神経が乱れるわー。

 

CDJでは『月虹』もやるのかなあ。ウチ「からくりサーカス」やってない地域だからほぼ全く聴いたことないんだよなあ。聴きてえ。

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追記:

この記事を投稿してから気付いたけど、私のペンネーム(?)「長月 虹子」って『月虹』が入ってんじゃん。ヤバーーーイ!!

これは語彙力が低下してもやむを得んわ!

テキトーに付けた偽名だから今の今まで気づいてなかった。

無駄にテンション上がってきた!!うぉぉこのエネルギーを向ける場所が無え!!

億男を観た。

前回の記事の流れからして、「ひょんなきっかけで観たけど、めっちゃ良かったよ!」っていう感動を味わえるかと過度に期待していたのだが。

普通に良かった。

…みたいな。

 

直後はそんな感想。

 

ロッコ旅行の途中でトイレに行ってしまい、しかもちょうど別の映画が終わったせいで並んでたので、なぜ大学生の頃から九十九がお金持ちだったのか分からずじまいなのが悔やまれる。

ちなみに私のiPhoneとPCは「くつも」で九十九に変換されないので「きゅうじゅうきゅう」と打ってます。辞書登録するほどでもないし。

 ↑ アホな私の勘違いでした。正しくは「つくも」です。ちゃんと変換できました。

「お金とは?」とかポスターに書いてあったような気がするけど、“お金を巡る冒険”というよりは

「“お金について探求し生きてきた九十九という人間”とは?」がテーマなんじゃないかと疑っている。

 

観て暫く経って数日のあいだ、「九十九はあの時どんな気持ちでこうしたのか」とか何かずっと九十九のことを考えている。

九十九を描くことでお金の正体を描いているのか、お金の正体を知ろうとすることで九十九という人間が浮き彫りになっていくのか。その両方なのか。

あんまり難しいことは私には分からないけれど。

これだけ後を引いているというとは、「億男」はけっこういい映画だったんじゃないだろうか。

じんわり聴いてくる映画だ。

 

BUMPのMステ2度目の出演のせいで映画「億男」を観ることになった。

2018年10月19日 ミュージックステーション2時間スペシャ
BUMP OF CHICKEN 『話がしたいよ』

映画「億男

映画館でチラシをはじめて見たときから「あ~また売れてる小説を売れてる俳優で映画化ね。」という先入観まみれの悪印象しかなかった。

BUMPが主題歌を担当すると発表されると同時に予告編が公開されたときも、

“新感覚マネーエンターテインメント”というキャッチフレーズと映像の内容とBUMPの壮大な旋律との間にギャップがありすぎて、混乱の末「よく分からない映画」と判断し敬遠していた。

『話がしたいよ』のフル尺を聴いた後にも「サビじゃなくて他のフレーズを切り取った方が予告編を上手く表現できたんじゃないの?この絶妙な名曲を活かしきれてなくない?」と戸惑いまくり。

 

BUMPがMステに出るニュースに対しても「主な目的は『億男』の宣伝とちゃうん…?何なんメンバーの家族が誰か人質にでもとられてるん?」と不信感バリバリ。

主演の俳優さん(佐藤健さん&高橋一生さん)が「応援ゲストとして登場」というお知らせで「やっぱり…!映画ありきか!」と確信。

 

ところが蓋をあけてみるとどうでしょう。

藤原さん曰く「今日初めてお会いした」ふたりの俳優さんが、メンバーのトークを終始補ってくれて、

演奏直前の機材セッティング中はずっとタモリさんとトークを繋いでくれて

しかも高橋一生さん超BUMPファンで

ものすごく有り難き助っ人さんたちだった。TVに出慣れている人たちが補助してくれるのって心強いね。

スタジオでパフォーマンスするにもかかわらず、BUMPが拘る(そしてファンも拘る)生演奏を実現するために配置された特別シフトだったんだねえ。

ありがたや。

まあ当然映画の宣伝もしていたけれど。

 

そんな感じで、自分の中の映画「億男」に対するイメージが一気にクリーンになったのであった。

 

当然BUMP OF CHICKEN の演奏は素晴らしく

TVって演奏の一つ一つをじっくり観察できるから細かく感想を言い出したらキリがないんだけど、

良いライブをTVを通じて観ることができた。

「ガムを紙にペッてして」と歌う時の藤原さんに注目しようと事前に思いつつ

でも藤原さんのことだから無表情で普通に歌う未来しか予想していなかったけど、

ちょっと顔を横に振って「ペッ」ってしたというどうでもいい事実に興奮した。

あと終盤でギターをピック弾きから指弾きにすばやく変えるためにピックを投げるのも何だかとてもイイヨネ!

 

何を隠そう私は前回の初出演時のMステ(『虹を待つ人』と『ray』)がきっかけでバンプファンになったので

今回の演奏がきっかけで初めてバンプが好きになった人もたくさん現われたんじゃないかと思う。

そのひとたち!(←呼びかけ)

おめでとう。あなたにとっての新曲(知らない曲)が沢山あって、素晴らしい曲ばっかりです!

知り合いにはなれないけど一緒に楽しみましょうねー。

 

そして「億男」のムビチケを買った

金券ショップで。

もう公開日を過ぎているから映画館では買えないのです。

でも金券ショップで買っても定価(前売り券の定価、1400円)ですからね。流通経路どうなってんだろ。

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興味なかったはずの「億男」を観ることになったのは明らかにMステのせい。

Mステを舞台に繰り広げられた全力の宣伝に引っかかりました。たいへん気持ちよく。

それに「CUT」11月号(BUMPが表紙&インタビュー)によると砂漠で○○するらしいのでわりと興味も湧いてきた。

 

余談ですが無駄に気になってるのが、映画館(主にTOHOシネマズ)で買った別の映画のムビチケは裏面のスクラッチが金色なのに対し、金券ショップのそれは銀色であること。ちゃんと有効なんだろうか…ドキドキ。

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私の記憶では、TOHOシネマズで売ってるのも昔は銀色だったけど1~2年前から金色に変わった。理由は分からない。

TOHOシネマズで買った「億男」も銀色なのかな?確かめる術もないしそこまで興味もない。

これに限らずチケット類って色々なアレコレが絡んでるから謎な部分が多いですよね。